東ヨーロッパの国、モンテネグロ。

イタリアの東、アドリア海の対岸にあたるバルカン半島に位置する小さな国です。かつてのユーゴスラビアの一部で、面積は日本の福島県ほど。モンテネグロという名前は「黒い山」という意味があり、その名の通り、海岸線からすぐそばに2000メートル級の山が迫ります。そんな海岸線の1/4はビーチとなっていて、観光地として、世界中から観光客が訪れます。

また、モンテネグロでユネスコの世界遺産に登録されているのが、港町として栄えてきた都市「コトル」。街には美しい教会などの歴史的建造物や、赤い屋根が連なる街並み、車が通ることのできない狭い石畳の路地が残っています。

●モンテネグロの朝は「肉料理」。

モンテネグロは国内全土で、トルコ料理の影響も受けた料理が多く、肉や乳製品を使った郷土料理が中心となっています。中でも、朝にはガッツリとした揚げ物をいただきましょう。濃厚なフライ料理の「ポペッチー(Popeci)」は、叩いて薄く伸ばした鶏肉に、刻んだベーコンを乗せて卵をからめ、それに小麦粉をまぶして油で揚げた一品。「揚げチキンのベーコン巻き」です。チーズなどの乳製品やサラダなどと一緒に食べたりしますが、ポペッチー自体は、さほど油っこくはないので、タルタルソースをたっぷりかけて、カロリー高めにしていただきます。

鍋で煮込んで粉が沈んだ上澄みのコーヒーと一緒にどうぞ。