今朝は台湾の南西部にある、台南です。台湾の中でも歴史の古い都市で、首都だったこともある台南。歴史的建造物が今も残り、ノスタルジックな雰囲気が漂います。そんな台南ですが、近年、「恋愛のパワースポット」として人気の場所があります。それは縁結びのご利益がある「月下老人」がまつられた4つのお寺です。「月下老人」というのは、旅先で月夜に会った老人に将来の妻を予言された、という古い言い伝えからきた神様のこと。

永遠の愛がかなう、片思いの成就がかなう、浮気防止や復縁がかなう、恋人との仲を深めるという4種類の恋の悩みに効くとされる4つのお寺は、「縁結びの聖地」として知られています。

●台南の朝ごはんの定番のひとつが「魚のお粥」です。

美食の街とも言われ、ここで生まれた台湾料理も多い台南。外食する人も多く、街のいたるところに朝食専門店があり、早朝から長蛇の列ができる店も多いようです。お店のジャンルはおおよそ三種類、パンを食べる「西洋式」、肉まんなどを食べる「中華式」、そして麺やお粥が中心の「台湾式」に分かれています。

お粥料理で最もポピュラーなのは、日本ではあまりなじみがない「虱目魚」という白身魚の身が入った「虱目魚粥」です。炊き上がったお米の上に「ミルクフィッシュ」と呼ばれる魚を乗せ、あっさりとしたスープをかけます。その身をほぐしながら、お茶漬けのように食べるスタイル。アクセントにパクチーを加えたり、お醤油で味を整えて、魚の身の「甘み」を感じながらいただきましょう。

ちょっと甘い「豆乳」と一緒にどうぞ。