今朝はフランス共和国です!パリの中心部を流れるセーヌ川の北側に、標高およそ130メートルのモンマルトルの丘があります。そのランドマークとも言える場所が「サクレクール寺院」。丘の頂上にそびえ立ち、市内のいたるところから見ることができます。美しいモザイク画で有名な「サクレクール寺院」は、朝早くから観覧することができ、人通りが絶えません。メトロのアンヴェール(Anvers)駅から歩いて坂道を昇ると、観光客向けのお土産屋さんが軒を連ねています。丘の頂上には、階段のほかに、ケーブルカーで登ることができます。「サクレクール寺院」横の広場では、ストリートパフォーマーや、画家、そして似顔絵描きなどの芸術家がたくさんいて、パリのアートを生み出した場所の雰囲気を伝えています。また、丘のてっぺんまで行かなくても、振りむけばパリの景色を一望することができるので、途中にある芝生では、休日ともなるとパリジャンやパリジェンヌが思い思いにくつろいでいます。

●朝ごはんは「バゲットとチーズ」にしましょう。

パリの朝は男性がパンを買い求める姿が目立ちます。最も一般的なのは「バゲット」。細長い焼きたての「バゲット」を縦にして持ち運ぶのが朝の風景です。朝は、チーズと一緒にいただきましょう。フランス全土には数百種類のチーズがあるといわれ、各地から既製品を取り寄せて並べているチーズ屋さんと、自分のところで熟成させたり、製造加工をする「アルチザン」と呼ばれる職人がいるチーズ屋さんの2種類が存在します。フランス国家が認定する資格を持つ熟成士がいる「アルチザン」の店では、一番美味しく食べられる頃合いまで熟成させた生チーズが売り物。スーパーにあるパックされたものとは全く違うおいしさを味わえます。それ以外にも、野菜などの食材を入れた惣菜風チーズや果物をまぶしたデザート風チーズなど、カラフルな品揃えも魅力。食べやすい大きさに切った「バゲット」にチーズを乗せて、たっぷりのカフェオレと一緒にどうぞ。