今朝はセネガル共和国です!アフリカ大陸の西に位置した、日本のおよそ半分の国土に、1540万人あまりの人々が暮らします。国土の西の端、大西洋に面する首都ダカールから車でおよそ一時間の場所にあるのが「レトバ(Retba)湖」。面積は3万平方キロメートル、東京ドーム60個ぶんくらい。太陽光の加減などにより、水面がピンク色に染まることがあります。そのため、「バラ色の湖」という意味の「ラック・ローズ」とも呼ばれ、リゾート施設もある郊外の観光地として知られます。「レトバ湖」は海水よりも塩分の濃度が10倍以上高く、湖に入ると自然に身体が水に浮いてしまうくらい。「塩」の一大産地でもあり、湖の底から塩を採取し、湖畔に積み上げて天日干しをする風景もまた名物です。

●セネガルの朝食は「パンとコーヒー」で軽く済ませます。

セネガルはフランスの植民地だったこともあり、フランス流の食習慣が根付いていて、質の高いバゲットが手に入ります。バゲットを半分に切ってバターなどのペーストを塗る。もしくは、ハムや、ゆで卵などをはさんで簡単なサンドイッチにするというような、フランスと同じバゲットの食べ方が一般的。しかし、コーヒーにおいては、「カフェ・トゥーバ」と呼ばれるセネガルならではのレシピが存在します。

「カフェ・トゥーバ」の「トゥーバ」はアラビア語で「幸せ」という意味。さまざまな香辛料をブレンドしたスパイシーなコーヒーです。甘い味と香りをに加え、スパイスによる複雑な後味があり、クセになる「カフェ・トゥーバ」。街のあちこちに屋台が出ています。たっぷりと砂糖を入れて、少しずつ味わいながらどうぞ。