今朝はオーストラリア、クイーンズランド州北部にある都市「ケアンズ」です!

現在は冬のオーストラリアですが、ケアンズは赤道からの距離が近いため、今の時期でも、さんさんと太陽の光が降りそそぎます。そんなケアンズ郊外に広がっているのが、熱帯雨林の「ウェット・トロピックス」。1億3000万年前にできた、世界最古の熱帯雨林として、1988年、世界自然遺産に登録されました。その後、多様な動植物が生息する自然環境に、極力影響を与えないようにと作られたのが、全長7.5キロメートルにおよぶロープウェイ、「スカイレール」。自転車ほどのスピードのゴンドラは、最も高いところで海抜500メートル以上を移動。緑が広がる熱帯雨林と、サンゴ礁がきらめく海を同時に望むことができます。

●朝はちょっと甘い「アンザック・ビスケット」で

「アンザック・ビスケット」の「アンザック(ANZAC)」は、Australian and New Zealand Army Corpsの頭文字からとったもの。第一次世界大戦に参加したオーストラリアとニュージーランド連合軍の兵士に対して送られたビスケットが元になっています。卵を使わず、オート麦と、ココナッツを混ぜて焼き上げたビスケットで、栄養価が高く、そして保存が効くのが特徴。オーストラリアの定番のお菓子として家庭で親しまれています。

そのまま食べて、その歯ごたえを楽しむこともありますが、「Dunking on」といって、飲み物に浸して食べるのが一般的。そんな「アンザック・ビスケット」、実は、いま目の前にあるんです。では、暖かいミルクティーに浸して・・・いただきます。