今朝は岡山県北部にある勝山町です。京都から山陰に抜ける出雲街道の重要な地として栄えてきました。古い町並みが今も残り、 昔ながらの酒蔵、武家屋敷といったノスタルジックな建物に、 古民家などをリニューアルした工房、ギャラリー、カフェなどが軒を連ねています。それぞれの建物の軒先には暖簾がかけられていますが、色とりどりのデザインに加え、川柳などが書かれたものまであります。「町並み保存地区」に指定されたこともあって、全国からたくさんの観光客や視察団も訪れます。

岡山県の郷土料理は「バラ寿司」です

瀬戸内海の魚や野菜など、たくさんの食材に恵まれた岡山県の郷土料理が「バラ寿司」。酢飯にさまざまな特産物を混ぜ込んであります。もともとは、特別な日に食べる料理でしたが、今ではさまざまなバリエーションがあって、岡山における「すし文化」のひとつの特徴となっています。朝は「サワラ」を使ったすしを食べましょう。塩を振ったサワラの切り身を、表面が白くなるまで酢漬けし、たくあんや、えんどう豆などを、冷ました酢飯に混ぜ込んだ「サワラのこうこずし」がこれからの定番です。「こうこ」とはたくあんのことで、カリッとした食感と塩味が決め手。熱いお茶と一緒にどうぞ。