今朝は南米のボリビア、正式名称「ボリビア多民族国」の街「オルロ」です!標高およそ3700メートルに位置するため空気が薄く、季節が夏の今も、朝晩は肌寒い気候です。「オルロ」では、毎年この時期にカーニバルが行われます。これは、リオデジャネイロ、クスコと並んで「南米3大カーニバル」の1つと呼ばれています。カーニバルのクライマックスでは、さまざまな衣装に身を包んだグループが次々と登場。市内を練り歩いて、中心部のソカボン広場を目指します。参加者も見物客も一緒になって、一晩中賑やかに過ごします。そしてカーニバルの期間中は、街全体で誰にでも水をかけていい、という習わしがあるようで、水鉄砲や水風船、泡の出るスプレーを使って水をかけ合います。現地の人も旅行者も、みんなびしょ濡れ、そのため、レインコートを着て歩く人も多いようです。

朝は、アンデス地方が発祥の保存食品をいただきましょう

オルロでも、カーニバルの時期に限らず、1年じゅう食べられているのが、「チャルキ」という干し肉。寒くて乾燥した気候を生かした、伝統的な保存食です。アンデス地方ではラクダに似た「リャマ」の肉を使います。自家製の「チャルキ」を作るために、一般の家の屋根などで肉を干す風景も見られます。茹でたトウモロコシやジャガイモをお皿によそい、その上に、細かく裂いて水で戻した「チャルキ」を乗せます。あたたかいハーブティと一緒にどうぞ。