今朝はアメリカ・テネシー州の、ナッシュビルです。「ミュージック・シティ」という異名を持つナッシュビル。地元のラジオ局WSMで1925年にスタートし、90年あまりの歴史を持つ公開音楽番組「グランド・オール・オプリー」。カントリー、ブルーグラス、フォークソング、ゴスペルの大御所から新人までが出演する、週末の生放送で全米にネットされています。ダウンタウンの「ライマン公会堂」は、その番組の「象徴」ともいえる場所で、郊外に別の大きな専用会場ができた後もその舞台を見学に訪れる人々が絶えませんでした。「ライマン公会堂」は全面的にリニューアルされて以来、コンサート会場や、ライブ・レコーディングの場として稼働。そして今は、冬場の観光客が少ないシーズンだけ、この場所から番組の生放送が行われています。
朝ごはんはアメリカ南部の定番メニューで...。
「ビスケットとグレービー」という取り合わせが、アメリカ南部での定番の朝ごはんです。「ビスケット」といっても、お菓子のビスケットとは違い、イギリスのスコーンに似た、外側はサクサクで内側はふっくらとして柔らかな食感が特徴の、甘くないもの。「ソーセージ」という名前がついていても、皮がない、ひき肉の薄いかたまりをソースに入れるのがポピュラー。ソーセージの肉汁に小麦粉と牛乳などを入れた、白いグレービーソースをかけて食べる、というのが「ビスケットとグレービー」です。たっぷりと入れたコーヒーと一緒にどうぞ。