今朝はアゼルバイジャン共和国です。ロシア、ジョージア、アルメニア、イランと国境を接するアゼルバイジャン。北海道よりやや大きい国土に、およそ950万人が暮らしています。紀元前後から国家が存在したとされていて、古今東西の民族や文化が行き交った土地です。かつて、シルクロードの要所として栄えた首都「バクー」には、「キャラバンサライ」と呼ばれる商人の宿や、旅人の無事を祈る言葉がつづられた門など旧市街に歴史的建物が残っています。19世紀後半に大規模な油田が発見されたことで、世界中から人と資本が集まり、バクーは一気に都会へと変貌。今では高層ビルが立ち並ぶ、近代都市となりました。また、完成すると1000メートル以上で、世界一の高さとなるアゼルバイジャン・タワーの建設もはじまっています。
郷土料理の「暖かいスープ」をいただきましょう。
カスピ海ヨーグルトの本場ということもあって、アゼルバイジャンには、ヨーグルトを使った料理が数多くあります。中でも「ドルガ(Dovga)」という温かいヨーグルトのスープは冷えこむ朝にほっこりとカラダをあたためてくれます。チャイブ、イタリアンパセリ、ディルなどのハーブ、そして少量のお米が入っているスープです。さっぱりとした味で、塩味の効いたパンがすすみます。
アゼルバイジャンでポピュラーなのは「チョレイ(Choreyi)」という、ピザと同じくらいの円盤状の分厚いパン。ナンと同じように、大きな筒の釜、タンドーリで焼きあげます。発酵パンなので、中がもっちりとしているのが特徴。
熱いチャイも一緒にどうぞ。