今朝は東南アジアの東ティモールです。
インドネシアの東のティモール島の東半分の島国、東京、神奈川、千葉、埼玉を合わせたぐらいの面積に、120万人あまりが暮らしています。16世紀にポルトガルが植民地化として支配し、1975年以降はインドネシアに併合されました。2002年に東ティモール民主共和国として独立。今では駐留していた国連治安維持部隊も撤退し、農業がメインとなる、のんびりした南の島国です。東ティモールはポルトガルの影響を受けているため国民のほとんどがキリスト教徒で占めています。ちょっとした町や村には教会が必ずあって、ディリのランドマークは、キリスト像の「クリストレイ」。街の中心から車で20分ほどの小高い丘の上にあり、有名なリオデジャネイロのコルコバードの丘のキリスト像とほぼ同じ大きさです。
地元の人々の朝ごはんはとてもシンプルです
東ティモールの料理は、元からあるポリネシア料理に、インドネシア、ポルトガルなどの影響を受けています。メニューはインドネシア料理との共通点が多いもののかつてポルトガルによる香辛料交易の重要な港だったためかいろいろなスパイスを、たっぷりと使うのが特徴です。
地元の朝ごはんは「タピオカ」の原料となる芋「キャッサバ」をふかしただけというシンプルなもの。「サツマイモ」を使う事もありますが、香りのアクセントとしてレモングラスの茎を一緒に蒸すのがポピュラーです。またトウモロコシと豆を煮て作るおかゆのような、「バタールダン」を食べることもあるようです。たっぷりお砂糖が入った、甘いコーヒーと一緒にどうぞ。