今年は、長い方は11日連休を取られた方もいるゴールデンウィークが明けて・・・皆さん、どうですか?仕事復帰、順調ですか?
「五月病」という言葉もありますが、長いお休みを経験してしまって、何だか仕事に対するモチベーションが下がってしまっているという方も多いこの季節。実際に退職者が増える時期とも言われています。
今日は、そんな中、注目される退職代行サービス「モームリ」を運営されている株式会社アルバトロス代表取締役の谷本慎二さんに事前にお話を伺った模様をお届けします。
JK おはようございます! 朝早くからありがとうございます!近年、需要が高まっているという「退職代行サービス」ですが「モームリ」はいつから?
2022年の3月からサービスを開始しておりまして、依頼者の方数は毎年2倍から3倍ずつ上がっていってます。
実は、こういったサービスは2008年ごろからあったようですが、これだけニーズが高まった背景には、どんな要因があるのでしょうか?
やはり今まではご自身で苦しんで退職出来ないという方が非常に多かったんですが、それが退職代行の認知が広まって、これで辞めることができる、ということでご依頼が増えたのかなと思っています。かなり企業と労働者側のすれ違いがあって、そこに中立の我々が入るという形になってるのかなと思います。
*ニュースでも拝見しましたが、今年は、4月の1週目の週末に退職希望者が続出したそうですね?
4月7日月曜日に関しては267件の依頼がありました。そのうち、新卒は41件。やはり、4月5月6月に関しては新卒の方からの依頼が非常に多く、全体の15%から20%が新卒の方となっています。
*企業と働き手の意識のミスマッチが起きている?
労働者からするとやっぱり知識がなかったり、想像と違うというギャップがあって、企業からするとこんなの知っていて当たり前!といった考え方の相違というのが、大きいのかなと思います。
労務関係とかに関しては昔と比べるとかなり緩やかになっと思うんですがそれでもやはり、時代が変わってきたというのが大きいかと思っていて、売り手市場やSNSでもっといい会社が簡単に見つけられてしまうような時代になってきているのでそこに企業がフォーカスして行かないとこういったすれ違いが起きるのかなと思ってます
*谷本さんご自身も転職経験がおありですが、その経験が生きているところもありますか?
僕の時代に関しては、かなり過酷な労働環境で、サービス業だったんですけど店舗に3日間泊り込んで家にも帰れず仕事をしたりとかそういった中でどんどんいろんな人が辞めていって・・・退職ってすごい難しい問題なんだなって言うのを痛感していたところで、退職代行という考えが浮かんだというのもありますね。
*ちなみに、退職希望が多かった業種というと、一番は派遣業だそうですね?
人材派遣で、これまでに114件、当社から一社に向けて退職代行したという例があります。派遣業というシステム自体がかなり難しいもので、良い派遣先に配属されても一定の期間で違う派遣先に移ることになり、そこが前社よりも労務環境が良くなかったりすると退職をしたいと思ってしまうところがあって・・・また、派遣元に関しては何とか退職を防ごうと止めてしまう、その悪循環が続いているのかなと思います。
退職代行サービス「モームリ」を運営されている株式会社アルバトロス代表取締役の谷本慎二さんにお話を伺いました。
退職代行に至る色々な背景が見えてきましたが・・・ モームリの発表では、今年のGW中の依頼件数は、 前年に比べ137%の824件。GW明けも連日、増加しているようです。「代行サービスを使って簡単に辞める」という声と「こういったサービスを使わないと辞められない」という心の声。企業の在り方も問われるところ。
どうでしょう?皆さんの職場環境はいかがですか?
上司の方との付き合い方、部下の方への伝え方、工夫されていること、ありますか?
また、お仕事以外でも「モームリ!」と思ったシーンなどありましたら、ぜひメッセージやXで教えてください。