日本時間311日に行われた第96回アカデミー賞で、邦画初の視覚効果賞を受賞した映画「ゴジラ-1.0」。こちらを手がけた山崎貴監督は、「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督以来55年ぶり、史上2人目の監督としての受賞となりました。世界に新たなゴジラ旋風をもたらした「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」!今日は、そんな山崎監督にお電話でお話を伺った模様、お届けします。

JK お久しぶりです!そしておめでとうございます。オスカー像を受け取られて、どんな感触でしたか?

思いの外、重くてびっくりしました!落ちた時に恥ずかしいと思い、スピーチも用意しておらず、前日、慌てて英語にしたんですが、ステージに上がった時には、手書きの字がよく読めなかったです。

授賞式前もロサンゼルスで精力的に動かれていたそうですが、スピルバーグ監督との交流もあったとか・・・

ランチョン(昼食会)でスピルバーグ監督と交流。3回も見て下さったそうで、褒めてもらい、夢のような時間でした。私にとっては神様みたいな人、生き神様にあった気分でした。

*そして、受賞については、「1500万ドルで作った映画がハリウッド大作を打ち破った」と海外でも大々的に報じられていましたが、それもたった35人で・・・どうして実現可能だったのでしょうか?(「ゴジラ-1.0」は、全世界興収175億円を突破、外国語映画として、アメリカの興行収入史上3番目)ここまで評価された理由はどんなところだと?

作っている時にはアメリカでこんなに評価してもらえるとは思っていなかった。戦争が身近にあること、また、ゴジラが積み重ねてきた歴史がこの評価につながったのでは、と思ってます。

*日本のVFXについて、監督ご自身はどう感じられていますか?

ストーリーとどれだけVFXがで噛み合っているか、効果的かが評価されたんだと思います。ハリウッドの最先端のプレゼンを見るとまだまだだと思います。これはラッキーパンチのようなもんです。

*また、監督は、スピルバーグやロバート・デニーロなどもクライアントのハリウッドの大手エージェンシーCAA(Creative Artists Agency)とも契約されたそうですね?

新たな冒険が始まる感じですが、ちょっと怖いところも。ゴジラが開いてくれた扉から顔出してみて、覗いてみて、ダメだったら顔引っ込めます。

*ここから作品作りに変化はありそうですか?「オッペンハイマー」のアンサームービーも?

作りたいと思いますが、まだまだ先の話、いつかできたらと思いますね。

*次の構想は?

いくつか動いてます!が、言えないんです!構想含めて、現在5作品が動いてます。

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山﨑監督の活躍で日本映画、そしてVFXの更なる躍進、期待できそう!山崎監督、また新たな作品、楽しみにしています。 そして、山﨑貴監督作品「ゴジラ -1.0」こちらのブルーレイ&DVDが5月1日に発売となります。特別パッケージのBlu-ray豪華版など、コレクションもの。先着予約購入特典などもあるようですので、ぜひチェックを!山﨑監督も、お好きなシーンをBlu-ray、DVDで何度も見返して欲しいとおっしゃってました。