10月に入り、急に、というかやっと秋がやってきましたが、秋といえば、「芸術の秋」という方も多いのではないでしょうか?

今日は、アートの世界で、新たな可能性を切り開く、最新テクノロジーにフォーカス!世界の色をコピーできるという魔法のようなペン、その名もColorpik penについてご紹介したいと思います。現在、キックスターターでクラウドファンディングも行っているColorpik pen、総額12万ドル近い資金が集まっていますが、どんな機能のペンなのでしょうか・・・ColorPik IncのCEO Steve Wongさんにお話を伺いました。
1600万色が再現できると伺っていますが、どんなメカニズムになっているのでしょうか?世界のあらゆる色をスキャンできる。色を吸い取り、再現できるというもの。なぜこういったペンを開発されようと思ったのでしょうか?

子供の頃、絵を描くのが大好きで、色々な絵の具や色鉛筆を買うのは大変だった思い出が。それなら、一つのペンで、色々な色が再現できたらどんなにいいかと考え開発。 1600万色というのは、シンプルな話で、RGP(赤・緑・青)が、それぞれ256種類あることからかけ合わせれば、1600万以上になるという計算で、どんな色でも再現できます。
ペンの内部には、スマートポンプが内蔵されており、微細な違いを再現。このポンプを開発するのが一番大変で肝だったともいえますが、様々な特許を取得しながら開発に至りました。また、ペンの中にはメモリーも内蔵されており、一度作った色は、保存して再現することが可能。デジタルアプリケーションで何色でも保存可能となっています。そのデーターをペンに送り返して再現したり、タブレットの上で色を作って、その色を紙の上に再現することも可能です。
「限界は、それぞれの想像力です。」
と語るWongさん。
製造は11月からスタート!来年の3月には、お手元に届くことになるそうで、日本からも多くの参加や問い合わせが入っているそうですが、アーティストや子供たち、芸術、教育の分野で活用してもらい、創造性の幅を広げることになれば。

1本のペンで、世界のあらゆる色が再現できるというColorpik Pen、紙にもタブレットにも使用可能というものですが、ペン先にもバリエーションがあり、細い線から筆、マーカーなど様々な表現が可能となっているようです。
絵画の巨匠たちは、ラピスラズリなど石や貝などをすりつぶし、唯一無二の色を生み出したり、独特な表現を確立したり、という時代から1600万色が一本のペンから生み出される時代に・・・現在、キックスターターでクラウドファンディング中というこのペン、初回(早期限定)は、159ドルで、商品化された際には298ドルを予定しているということですが、無限に広がる可能性・・・新たなアーティストが生まれるきっかけにもなりそうです。
今日は、1600万色の色を再現できるというペン、Colorpik penを開発された、Colorpik incのSteve Wongさんにお話を伺いました。
【https://www.kickstarter.com/projects/colorpik/colorpik-pen-copy-and-draw-with-16-million-colors】