今朝は宇宙旅行への出発を18年間待ち続けている方にフォーカスします。宇宙飛行士としての訓練を受けていない、いわゆる民間人にとって、宇宙旅行は徐々に身近なものになってきました。
2021年12月には前澤友作さんが日本の民間人として初めて国際宇宙ステーションに滞在、最近新しい宇宙飛行士もお二人決まりました。

しかしそれから18年、未だに宇宙旅行へ出発できていません。まもなく宇宙へ行くとのことですが...今どのような状況なのか、お話伺います。
JK:ヴァージン・ギャラクティック社主催の宇宙旅行の日本人枠に当選したとのことですが、御当選当時は会社員でいらしたと聞いております。2300万円、よく調達できましたね。
KI:頑張って地道にコツコツ貯めたお金がありましたので、それを充てました。
JK:募集があったのは2005年、それから18年経ちましたが今はどういう状況ですか。
KI:18年は長かったです。元々は2005年に申し込んで2008年には宇宙旅行に行ける予定でしたが、宇宙船が製造過程で爆発してしまったり、途中で壊れてしまったり、色々な事故があってスケジュールが延期。やっと2年前にヴァージングループ会長が宇宙旅行を実現させ、実際に宇宙旅行が近づいてきていると実感しています。今は機体のメンテナンスなどを行なっており、6月から宇宙旅行が開始されるとヴァージン・ギャラクティック社は言っています。私自身は早ければ年内に行けるのではと思っています。
JK:18年間、宇宙旅行に向けて鍛えていましたか。体調管理の面ではいかがでしたか。
KI:ヴァージン・ギャラクティック社の規定では、6Gや無重力の訓練はしたものの、そこまで厳しい訓練を要しません。日常生活において健康に過ごしていることはとても重要なので、時々プールに行ったり、週に一回ほど体を動かすことはしていました。
JK:18年の間にキャリアの変化があったと聞いています。元々コンサルティング会社にお勤めだったと聞いておりますが、現在代表取締役を務められているINAMI Space Laboratoryでは宇宙ビジネスに特化されているとのことで、オンラインサロンを開設し、
アドバイスやビジネスの仲介などを行っているとのこと。具体的なビジネスの展開について教えてください。
KI:宇宙へ行く企業や人をサポートおりますが、これから多くの宇宙ビジネスが始まっていくと考えています。例えば最近では生の「うな重」を宇宙へ打ち上げたように、宇宙に色々なものを持っていくことで、これまで考えたことのないビジネスがどんどん始まっていきそうです。先月アメリカの宇宙ベンチャーと提携し、弊社を通じて爪や髪の毛を宇宙や月に打ち上げ、自分や大切な人のDNAを永遠に宇宙に漂わせ「二人の愛は永遠」ということを可能にするサービスやビジネスを始めようとしています。
JK:今から宇宙旅行を検討したい方々にはどのようなアドバイスを贈りますか。
KI:今の金額だと6000万円くらいするのと、既に1,000人くらいの応募があるので今からの応募だと順番はかなり後にはなってしまいます。ただ、宇宙旅行に申し込んでおくだけで日常生活がワクワクできるので、申し込むなら早いほうがいいと思います。
JK:稲波さんが宇宙に行きたい、その原動力は何ですか。
KI:私が宇宙旅行を志すにあたり、やはり親や周りの人に相談した時には心配され反対され、18年間の間で何度も辞めようと思ったことはありました。でも結局は好奇心です。宇宙に行くには様々なリスクがあるのですが、それ以上に好奇心が私を突き動かしているのだと思います。
JK:出発日が決まったり、進捗がありましたらまた是非お話お聞かせください!