今朝は、アメリカにて住宅版テスラ「夢のスマートホーム」を手掛ける住宅スタートアップ「HOMMA Inc.」をピックアップ。

Google HomeやAmazon Alexa等のスマートスピーカーを始めとした、IoTやAIなどの技術を駆使して徐々に我々の生活に馴染みが出てきた住宅のスマート化。そんなスマートホームをどういう切り口からアメリカで手掛けるのか。HOMMA Inc. の創業者、本間 毅さんにお話しを伺います。

JK IoTやAIによってあらゆる分野で進んでいる「スマート化」ですが、本間さんの手掛けるスマートホームは具体的にどういう「スマート化」が組み込まれているのですか?

TH まず玄関では顔認証で鍵が開き、入ったらオートロックで閉まります。気温等に応じてセンサーが適切な温度にしてくれ、外の明るさ等に応じて適切な照明となります。セキュリティやこのような住環境は全てタッチレス、モーションレスです。あとは夜遅くに帰ってきて既にパートナーがベッドで寝ている時はフットライトしかつかない、というようなことも可能になります。

JK アメリカの住宅市場は戸建ての大多数が中古ですが、新築のマーケットは少ないのでは?

TH 確かに仰る通りですが、アメリカはまだ人口が増え続けている上に、新築のマーケット市場は比較的少ないと言えども数兆円規模のマーケットです。マーケット規模としてはかなり可能性のあるものと理解しています。更には長年建築方法が変わっていないアメリカにおいて、最初からワンストップでスマートホームの技術を組み込んだ弊社の住宅は需要があると信じています。

JK スマートホームというと、最新技術に精通している、興味のある人たちを主にターゲットされるということですか?

TH 世界中で人が以前より都市に集中しています。コンセプトは "Urban Premium Compact" で、都市部に住みたいけどまだ若くて然程収入も高くなく広い家は買えないミレニアル層に向けて、広くはないけど工夫が凝らされた家を提供したいと思っています。スマートフォンが今では誰しも馴染みがあるように、いずれはスマートホームも誰しもにとって「普通」になると思っています。

JK オール電化ということかと思いますが、バックアップ電源等はどう考えていますか?

TH まだ価格は高いのですが、蓄電池を備えておくことを想定しています。また、充電された電気自動車を電池として使用することによって、一定期間はその自動車から電気を引いて生活できるようにするVtoH(Vehicle to Home)も今後浸透していくと考えられます。

JK HOMMAプロジェクトの現状、そしてこれからの展望を教えてください。

TH 試験的な「HOMMA ZERO」を2018年に作り、現在はオフィス・ラボとして使用しています。住宅のプロトタイプ「HOMMA ONE」が2020年4月に完成予定、10-20戸のプロトタイプコミュニティ「HOMMA X(テン)」は2020年8月着工予定、更には「HOMMA HUNDRED」も将来的には考えています。

HOMMA INC. ホームページ

シリコンバレー発 世界に挑戦する住宅関連スタートアップ企業「HOMMA, Inc.」が更なる飛躍のために採用を強化し、チームを拡大

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