今朝は、人工知能によって新しい抗生物質を開発するそんな研究にフォーカスします。

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細菌を攻撃し、人の身体への影響を抑えるのに効果的な抗生物質です。しかし、これまで何十年もの間、新しく開発された抗生物質は実は少ないようなんです。どうしても多額の開発費と時間がかかるということなのでしょうか。そんな現状を、人工知能でスピードアップするために研究が進んでいます。担うのは、アメリカ、マサチューセッツ工科大学 MIT。

新しい抗生物質ができても、どんどんそれに耐性をもつバクテリアが出てくる中、AI で、抗生物質が効かない耐性菌に有用な新しい薬の開発が進みそうです。そもそも、なぜ、抗生物質の開発には長い年月がかかってきたのか、そして、どのようにして人工知能に学ばせ、新薬開発へと道を開けそうなのか、ここからは、研究にあたっているMIT、バイオエンジニアリング学部のメディカルエンジニアリング アンド サイエンスがご専門のJames J. Collins 教授に電話を伺います。