先週末、フランス・パリ、そしてレバノンの首都ベイルートで起きた痛ましい事件に多くのみなさんが心痛めていることと思います。私たちは、争いが終わってほしい、と祈ることしかできないのでしょうか?対立を避けることはできないのでしょうか?

そうした中、ユニークなアイデアで宗教観の対立を防ぐことに一役買っているカフェがあるんです。イスラエルの海沿いの街、ネタニヤにあるカフェ、ムハデレクック(M Ha'derech)。

国に関わらず、中東全域で親しまれているひよこ豆のペースト料理"フムス"と,、同じく中東でよく食べられているひよこ豆をコロッケのように揚げたファラフェル料理を提供しているお店なんですが、アラブ人とユダヤ人が同じテーブルについた場合、オーダーと同じものをもう一皿無料にするよ、というキャンペーンを打ち出したんですね。

アラブ人、ユダヤ人、どちらも大好きなフムスとファラフェルなんだから、一緒に食べて打ち解けてよ、というメッセージなんでしょうけれど、10月にフェースブックで告知したところ、大変な反響。多くのお客さんが訪れているそうなんです。

この企画を立ち上げたお店のマネージャー、コビ・ザフリル(Kobi Tzafrir)さんにお話を伺います。