2020年東京オリンピックの開幕をちょうど5年後に控えました。新しくなる国立競技場の設計案が迷走しています。2012年に開催した国際設計競技で、イギリスを拠点にする設計事務所のデザイン案が採用されました。(イラク人女性の建築家ザハ・ハディドさんの設計事務所によるもの)

しかし、建設にかかる費用、2520億円。到底受け入れられないということで先週金曜、安倍首相が「設計案を白紙にする」と表明。

デザインが奇抜だとかデザインについてはさまざまな議論がなされてきたにもかかわらず、建設費のことを今の今までなぜ問いたださなかったのでしょう?

交通網の拡充や宿泊施設の建設など、これから多くの建設事業が進む中、なぜ国立競技場の建設だけ、国際設計コンペのかたちを取ったのでしょう?

今朝は、建築エコノミストの森山高至さんに電話をつないでお話を伺います。