ジョン・カビラお届け中、JK RADIO TOKYO UNITED。ここからの時間は、「電話リレーサービス EYES ON THE FUTURE」。

このコーナー、毎月最終金曜日は、聴覚や発話に困難のある きこえない人と、きこえる人との電話を 通訳オペレータを介してつなぐ「電話リレーサービス」、、、このサービスを使って、社会課題と向き合う団体の皆さんにインタビューし、そのアクションについて発信します。

今日お話をうかがうのは、一般社団法人日本ろう芸術協会 代表理事、映像作家としても活動されています、牧原依里さんです。牧原さんご自身も、耳が聞こえない ろう者、です。

では、牧原さんに、電話リレーサービスの手話通訳オペレータを介して お話をうかがいます。

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「電話リレーサービスです。耳のきこえない方などへ手話通訳を通してお電話します。双方のお話を全て通訳いたします。おつなぎしますので、少々お待ちください。」

電話をかけると、このようなアナウンスがあります。

●まずは、牧原さんが代表を務められている、日本ろう芸術協会についてうかがいましょう。こちらは、どのような活動をされている団体なんでしょうか?

はい、牧原と申します。日本ろう芸術協会は、ろう芸術の活性化を図るために、映画や演劇、現代アートを中心にした、ろう者が指導する団体です。
ろう芸術を紹介したり、演劇や映画に携わる、ろう当事者の人材を育成する活動などを行っています。

●はい。そして、来月大きなイベントが予定されているということですが、これはどのようなイベントなのでしょうか。

はい、11月に大きなイベントがあります。日本のろう者が中心となった芸術祭「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」を11月6日から9日に座・高円寺などを中心に開催します。杉並区などとの共催で行います。演劇、映画、パフォーマンスなど国内外から集めた多彩な作品を用意しています。

●はい。具体的にはどのようなプログラムなのでしょうか。例えば1つ教えていただけますでしょうか。

はい、全ておすすめなんですが、1つだけご紹介します。
「チューバ泥棒」という、これはアメリカのろう者の監督であるアリソン・オダニエルが作った作品です。
彼女が作った作品は、ろう者、難聴者にとっての音とは何なのか、また聞くことを問い直す実験的な映画です。また、この映画はサンダンス映画祭などでも高い評価を受けていまして、今回、アジア初上映となるので、ぜひ見ていただきたいです。
それ以外にも、手話の空間を体感できるような、気軽に立ち寄れるような企画も同時に用意しております。

●はい、ご案内ありがとうございます。そして、11月にはデフリンピックが東京で開催されます。東京国際ろう芸術祭はその直前の日程で開催されるということで、ここにはどんな思いが込められているのでしょうか。11月の東京は特別なひと月になります。「手話のまち」や「デフリンピック」に足を運ぶことで、知らない世界、新しい世界に気付くことができます。

大切なのは、その知らない世界に恐怖を抱くのではなく、気軽に触れてみることです。例えば、芸術祭に参加したり、あるいはデフリンピックで選手を応援したりすることで、それをきっかけに、ろう者と聴者の自然な交流が生まれて、新しい世界が築けると思います。

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●はい。改めて、この芸術祭を通して、聞いてくださっている皆さんに伝えたいこと、感じてほしいことは何でしょうか。

目で世界を捉える人たちの視点から生まれる芸術を社会にもっと広めて、そしてみんなで楽しむ機会を増やしていきたいと思います。
そうした積み重ねが、きっと社会や世界をより豊かにしていくと信じています。
そして、手話が特別な言語ではなく、生活の中に当たり前にある言語として受け止められる社会が来ることを心から願っています。

同じく心から願っています。お話を伺うことができて、ありがとうございます。牧原さん、ありがとうございました。お話を伺ったのは、一般社団法人日本ろう芸術協会 代表理事、牧原依里さんでした。

牧原さんにご紹介いただいた「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」11月6日(木)~11月9日(日)まで、杉並区の「座・高円寺」などで開催されます。あなたのご参加をお願いします。

そして、今日利用した電話リレーサービス、聞こえる人、つまり私と牧原さんとの電話を手話と音声で通訳していただきました。この様子を、動画に収録して「みるラジオ」として公開しております。こちらは電話リレーサービスの公式ウェブサイトでご覧いただけます。ぜひあなたのチェックお願いいたします。