来週の木曜日から 渋谷・原宿エリアでスタートする「J-WAVE INSPIRE TOKYO 2025」。チェックしていただいていますでしょうか?メイン会場となる 代々木公園イベント広場・ケヤキ並木には各番組とコラボレーションした キッチンカーがたくさん出店します。

この番組は、埼玉県飯能市のBBQレストラン「BlueTarp」とコラボレーション!番組のオリジナルのバーベキューメニューを展開予定!なんですが、このメニューに使われるお肉。

飯能市で鳥獣被害対策の一環として捕獲された、鹿のお肉。命の循環...、地域の営みに配慮したジビエのお肉、なんです。

お肉の処理をおこなうのは【NPO法人 crew-L】、という同じく飯能市の団体です。

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今回は、このクルーエルの活動、その想いに注目します。代表の 佐藤好則さんに お話をうかがいました。

やっぱりどうしても残酷な行為を含むので、このあたりが都市部にお住まいの方にはどう響くかというのはちょっと難しいところがありまして。私たちの活動っていうのは、例えば山とそれから人の生活との境界線を守る作業だと思っています。というのはですね、今、山の方から鹿とかイノシシが出てきてしまう理由なんですけれども、山にあんまり人が行かなくなってしまったっていうことがあります。それは、元々は人のテリトリーだったところ、例えば林業関係者が毎日入っていたところに、林業が今廃れているので、その部分でどうしても人がいかなくなってしまっている。だから、元々人のテリトリーだったところにいっぱい動物が入り込むようになってしまったという状況があります。そうしますと、元々は人の生活の中にその有害獣っていうのが入ってこなかった、鹿とかイノシシっていうのは家の周りとかにまでは来なかったものが人の生活の方にまで入ってきてしまっているっていうのが現状です。境界を超えて人の生活の部分に入ってきてしまった子に対しては、申し訳ないんですけれども君たちのテリトリーじゃないよっていう部分で我々も狩猟せざるを得なくなっているというのが山の課題ですかね。その意味では、里山と山間のバランスを取るっていうような作業と私どもは説明をさせていただいてるんです。

狩猟のために山に入るのではなく、畑や家への被害を防ぐため 有害鳥獣捕獲の制度に則って罠による捕獲を続けている クルーエル。「人間の都合で 奪ってしまった命だからこそ、地域・社会に還元していきたい。」この想いが共感として広がり多くのお店・フードトラックに 飯能産のジビエのお肉を提供しています。

やっぱり農業被害を減らすっていうことが第一です。農家さんがそれで獣に収穫物が取られてしまったときは、やっぱり大人の方でも泣いて悔しがりますし、みんなにおいしいものを食べてもらいたかったのがほんとに無駄になってしまう。ちゃんと畑をやって、ちゃんと自分の育てたものが食べられるっていうのが1番楽しいと思うんです。

それって農家さんの1番の喜びだと思いますし、それが人に渡した時に人が美味しいって食べてくれるとかっていうのが農家さんにとっても1番の喜びだと思いますので、それをもっと広げたい。その獣が出るからといって耕作をやめたいとかみたいなことがないようにしたいですよね。山の方の暮らしって街に買い物に行かなくてもできるように、ちゃんと成り物が植えてあったりいろいろ生活の工夫が積み重なったものがきちんとあってっていうものが、ほんとに鹿が近づいてきてしまったことによって奪われてしまうっていうことが本当に残念なことなので。楽しく暮らせる環境をずっと維持していければ良いなと思っています。

クルーエル...、英語の表記は 仲間を意味する「Crew」に、 大文字の「L」が付け加えられています。このLは、LIFE。そしてLOCALのL。 仲間たちと、この地域を守っていきたい、という想いが込められています。

命、社会、地域の想いの循環を生み出す【クルーエル】の活動。より詳しくは、オフィシャルサイトをチェックしてください。

そして、、、応援の想いは もとより、美味しい食事!バーベキューメニュー!INSPIRE TOKYOの「BlueTarp FOODTRUCK」でぜひ召し上がってください!!

NPO法人 crew-L