昨日 6月5日は「環境の日」、でした。 そして6月は 環境月間。
今ある自然を守り、育んでいこう...、そんなメッセージに あらためて耳を傾け、そして実行したい1か月です。今朝は、神奈川県の川崎市でおこなわれている環境保全の取り組み、、、その名も「かわさきあかり」、というアクションに注目していきます。
かわさきあかりは、里山を守るための活動ではあるんですけれど、その中でも成長が著しい竹林の整備をして、ただ単純に里山保全というだけではなくて竹灯籠を作ることで、この綺麗な竹灯籠を作るだけで里山保全につながるというところを目的としたものです。私自身が川崎市にある生田緑地という山の里山保全に4~5年前から入っていまして竹の成長が早いことに気づいて。里山保全というだけでなく、地域の子どもたちと関われるように「この綺麗な竹灯籠を作ろうよ」というところで、、、それが実は、山ってこういう状態なんだよ、こういうことなんだよ、人の手が入らないといけないんだよっていうことが竹灯籠を通して伝われば、私たちはゴールかなと思っています。明かりってやっぱり心が現れるというか、そこがスタートだとこれからも活動がたくさんの方が巻き込んでくださるんじゃないかなっていう思いもあってスタートして、そしたら本当にたくさんの方が関わってくれたっていう状況ですね。
お話は「かわさきあかり」の事務局、中村ふみよさんです。お子さん誕生をキッカケに「川崎市を子育ての街にしたい」と心に決めた中村さん。こんな活動が街にあったらいいな、という想いから川崎を拠点に いろんなイベントを主催したり、参加してきたといいます。
そのうちの一つが、川崎市の公園「生田緑地」の保全活動。成長の早い竹を そのままにしておくと、周りの自然は健康に育たないことを知り、2022年。仲間たちとともに竹の整備に取り組むようになります。

そして、整備した竹を活かして始まった 竹灯籠づくり。まずは、身近な友人たちと一緒に。やがて小学校とも連携するようになり、その輪は、少しずつ、確実に広がっていきました。
そして今年3月。川崎で出会った仲間たち、そして学生のみなさんとともに、竹灯籠のオブジェをイベントで展示。
灯されたあかりの元には いろんな反響が届いたといいます。

「川崎市市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェア」によって、竹灯籠を生田緑地にオブジェとして飾ることができて、川崎にまず竹があることは多分(多くの人は)知っていると思うんですけれど、それをこんなに有効に生かすことができるんだっていうのはたくさん声いただいております。で、子どもたちも竹灯籠を作るのが大好きっていう子がたくさん増えてきて、それが私も嬉しいですね。
かわさきあかりとして、竹の有効活用をこれからもっと考えたいと思っています。最近はちょっと実は成功したことがあって、山を守るためにどんぐりを育てることがあるんですけれど、竹をプランターにしてどんぐりを育てるっていうことをやってみたらすごくうまくいって。こういう風に自然に還る竹がプランターになれば、そのまま山に埋めれば土に帰っていくので、今度は木を育てる、竹を切るだけじゃなくて森を作っていくこともできるのかなと思って、なんか広げていきたいと思っています。
大きなイベントを終えましたが、まだまだ続いていくという【かわさきあかり】の活動。直近では こども食堂に集まるみなさんと竹灯籠づくりを企画しているといいます。活動に関心をお持ちの方。ぜひ団体のInstagramをチェックしてみてください。
これまでの取り組みの様子が 写真や映像で紹介されているほか、今後のイベント情報も こちらから発信されます。
「かわさきあかり」

