今日注目するのは 長野県・上田市を拠点に活動する、長野大学の学生団体【MIZUMACHI】のアクションです。
サークルの発足は、2019年。日本最長河川である信濃川が市内を流れる上田市。その川を中心に 地域の自然や文化、そして人との関係性を大切にしたい という想いのもと、60名を超える学生のみなさんが 上田地域の盛り上げ、地域活性化に取り組んでいます。
代表を務めるのは、環境ツーリズム学部3年の中野花奏さん。富山から上田に進学して3年。地域に深く関わりながら、「学生だからこそできる地域活性化」にチカラを注いでいます。
私、長野大学の1年生の時に授業で信州上田学っていう授業を受けてたんですけど、その授業の中で上田紬、上田市の武石地域の武石ろうそくっていう色々な歴史を学ぶことがあって、ならではの歴史っていうのがどの地域にもあると思うんですけど、それがやっぱり上田にもあって。それを大切にしている方々の存在も私は知って、思いも一緒に引き継ぎたいなと思って。あと、私富山から来たので、上田の立地もすごいいいところだと思っているんですけど、ずっと上田にいる子だと普段の生活が当たり前すぎて認知できてないこともあったりするんですけど、それぞれ捉えられる上田の魅力だったり、上田の良さっていうのがあるなと思って。その様々な視点を生かして地域を盛り上げたいっていう思いを持って集まった学生団体がMIZUMACHIだと思っていて、MIZUMACHIだからこそできることもあると思うので、それがMIZUMACHIが地域を盛り上げる意義かなと思っています。
街と向き合いたい、という想いをもった学生の皆さんが主催となり、18日 日曜日に 上田市の「上田城跡公園」で街と人の出会いを勧めるイベント、『MATCHフェス2025』が開催されます。
去年の開催時には 5000名以上の来場者が上田の地域資源に触れ、街の魅力を楽しんだ、というマチフェス。人と出会い、違う価値観に触れる。そこで生まれるワクワクする瞬間こそが、街と、人の明るい未来をつくるチカラになると 中野さんは続けます。
私もこのMIZUMACHIの活動を通して地域に出て、そこで感じたのが、新たな人とどんどん繋がっていくことで、自分にない視点を得られるなと思っていて。その視点が組み合わさって、さらに地域を盛り上げようっていう行動が起こって、私はワクワクだったり好奇心が湧きますし、ワクワクっていう気持ちを大切にして活動しようってMIZUMACHIでもずっと言ってて。将来的には多世代でやっていくことで、色々な視点からやっぱり地域を捉えられると私は思っていて。年齢だったり性別だったりに関わらず、色々な世代で盛り上げているような地域になればなと。そうすることで、より地域の魅力が表面上に出てくるのかなと思っています。
全国の地方都市が直面している少子高齢化、若者の流出といった課題。そのなかで求められる ひとつの解決策が、人と地域の"関わりシロを増やすこと。そんな関わり会える場所を展開して、愛着のあるまちで、誰かとつながりながら生きていく提案が上田市で 始まっています。

『MATCHフェス2025』
今月18日、長野県上田市の「上田城跡公園」でおこなわれます。機会があれば、ぜひお立ち寄りを。