今日注目するのは/【公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン】の活動です。セーブ・ザ・チルドレン...広告やメディアで目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

世界110か国以上で、子どもたちの「生きる・育つ・守られる・参加する」という4つの権利の実現を目指して、貧困、教育、紛争、さまざまな問題と向き合い、支援を届けている団体です。

日本でも、1986年から活動を展開。その中でも、日本ならではの取り組みとして注目されているのが、防災教育です。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの専務理事・事務局長の、髙井明子さんに伺いました。

セーブザチルドレンは、災害の緊急支援というところで、例えば東日本大震災、それから熊本の地震であったり、あと西日本豪雨ですね、今、日本のことを言うと。

で、あと去年で言うと、例えば能登で起こった地震の震災の緊急支援と復興支援っていうのをやってきているんですけれども、その中で、子どもたちが実際災害が起きたらどういう封に対応できるのかっていうことを考えた時に、子どもを中心に据えた防災っていう活動を始めました。それを私たちは「子どもにやさしい防災」ということでサイトを作ったりしているんですけれども、やっぱりその子どもが、自分が何か災害にあった時にどうやってやって自分の命を守ることができるか、そういうことを考えたりするのが、この子どもを中心に据えた防災っていうところになります。

災害時の緊急支援だけでない、防災の向き合い方...例えば、子どもと一緒に 避難所に持ち出す 非常用持ち出し袋。その中に、子どもたちが安心できるお菓子やぬいぐるみを入れておく。そんな、シンプルだけど温かい工夫も紹介されています。

子どもたちに対して、防災の担い手として成長していってほしい...。そんな想いも発信されている セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン。そして、大人に対して...。「ぜひ子どもたちの声を、しっかり聞いてあげてほしい。」という願いも、合わせて普及されています。

私たち、去年の7月に能登でアンケートをしました。で、この時にしたアンケートっていうのは何かっていうと、震災から半年経って、どういうことを伝えたいですか。っていうアンケートを取ったんですね。その時、子どもから出てきたことからすると、思い通りにならないことあるんだけど、聞いてほしいとか、あと、自分たちのことを忘れないでほしいっていうことが聞かれます。子どもの権利条約は、子どもの意見が聞かれることを保証するようにっていう風になってます。子どもには聞かれる権利があるんです。子どもが意見を聞かれる、意見が反映される、もしくは意見を伝えることができる機会、地域防災とかに子供の意見を聞く機会を作ると、実際に災害が起こった時に子どもたちが主体的に動いてことができるんじゃないかなという風に思います。ですので地域の人って言った時に、子どももその地域の人に入ってることが重要じゃないかなっていう風に私たちは考えています。

子どもも、ひとりの人間として、その声を尊重されるべき存在です。その声が、地域を、そして誰かの命を守るきっかけになるかもしれません。まずは、小さな社会である「家庭」から。家族の中での防災の対話、始めてみませんか?子どもの声と向き合う防災。そのヒントになる情報は【公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン】のサイトをご覧ください。

子どもにやさしい防災

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能登半島地震・豪雨 子どもたちへの緊急・復興支援

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「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」HP