今日は、全国規模で「デートDV」の防止、支援活動をおこなう【NPO法人デートDV防止全国ネットワーク】に注目します。

「デートDV」、少し聞き慣れないかもしれません。この番組でも3年ほど前に取り上げたことがあるんですが、「付き合っているから」と行動の制限をしてしまったり、精神的、経済的、身体的な拘束。そして、性的暴力をしてしまうことなどを指します。
さらに具体的に言うと...、「返信が遅いと怒る」「他の異性と話すなと強制する」ことも、デートDVです。この言葉の普及に務めるのが、デートDV防止全国ネットワーク。事務局長、阿部真紀さんに団体が発信している想いについて、伺いました。
デートDV防止全国ネットワークは、デートDVのない社会の実現を目指して、デートDV予防教育を全ての子どもに届けていこうということを目標に、全国で活動している方々がネットワークを組むということをしております。本当に身近に嫌なことを嫌だと言い合えない関係が起きていれば、もうそれはデートDVかもしれないよっていうことを子どもたちに伝えていく予防教育がとても大事だと思いますし、10代のうちにデートDVじゃない関係、つまり人と人とが対等な関係を作ることができたら、本当は大人になってもみんな人と人とが対等で、お互いを大切にし合える社会に繋がっていくんじゃないかなって、そんなふうに思っています。
先日団体ではデートDVにまつわる調査をおこない、結果が公表されました。全国の中高生のうち、交際経験者、40.6%が何らかの被害を受けたと回答しています。相手を尊重しあえる関係性を作り上げていく...。そのために必要な心持ちについて、阿部さんは「ヘルシーな関係が重要だ」と続けます。
英語圏ではヘルシーリレーションシップっていう言葉があります。それを日本語で言えばヘルシーな関係。日本語でヘルシーっていうと、野菜を食べるとかダイエットするみたいに聞こえるんですが、実は関係性においてもヘルシーという言葉を使っていけたらなと思ってます。上と下がない、お互いに嫌なことを嫌だと言い合える、自分と相手を大切にし合える関係をヘルシーな関係って名付けて広めたいなと思ってます。人と人とが上と下はないよって。本当は対等なんだよって。それは恋人同士対等なんだよってことだけど、実は親も子も対等だよって。大人も子供も対等なんだよって。デートDVをなくしていくことができたら、本当はあらゆる暴力がなくなっていくことに繋がると思ってます。
現状、DVには罰則がありますが、デートDVにはありません。だからこそ、言葉の意味を受け止める、そして実践することが大切だと感じます。
団体ではNotAlone(ナタロン)というウェブサイトを展開しています。デートDVを学び、そして相談することができる窓口です。番組サイト/SNSにもリンクを掲載します。ぜひご覧ください。
この時間は【NPO法人デートDV防止全国ネットワーク】、阿部真紀さんにお話をうかがいました。ありがとうございました。