今朝は、医療、福祉の情報、そして必要性を 多くの人たちに発信する【NPO法人Ubdobe】】に注目します。
医療や福祉...。特に若い世代の皆さんには少し縁遠いものに感じられがちです。そういったみなさんからの関心を高めるため、ときにエンターテイメントと福祉事業をかけあわせたり、デザインのチカラを活用したり。自分ごとに落とし込むことで、自然と医療・福祉の学びにつながる発信をさまざまな場所で実践している ウブドべ。
また、こうした医療分野で活動する全国の団体とタッグを組み、専門分野で働く皆さんの情報アップデートにもつなげています。今回その一環として、北海道の団体・公益財団法人そらぷちキッズキャンプと共同で「医療福祉職のあたらしい働き方」を提案するイベントを 開催します。
現在ですね、難病のある子どもたちの人数が全国に約20万人以上と言われているんですけれども、その多くが遊ぶ時間だとか家族との時間、友達と過ごす時間をどうしても制限されながら今も病気と闘っているという現状がありまして、そらぷちキッズキャンプは、そんな子どもたちが病気のことを忘れて子どもらしく過ごすことができるようにという想いで定期的にキャンプを行っていらっしゃいます。特にそらぷちキッズキャンプさんって看護師さんだとか栄養師さんだとか特別支援学校の元教員の方々といった人材が既存の医療、福祉だとか教育の現場を離れてキャンプ場という現場ならではの働き方をされている特徴がありますので、そういった新しい働き方というのが、きっと全国から集まった医療福祉従事者の方にとっても、自分らしい働き方ってなんだろうとか、医療、福祉の働き方のもっと可能性を考えるための良いきっかけになるのではないかと考えまして、参加者の募集をさせていただいてるという形になります。
お話は、ウブドべの企画担当、萩原頌子さんです。今回で4回目の実施となるイベント、「難病の子どもの宝物をつくるキャンプ場で自分らしい働き方を考える3日間」。と題したイベント。医療福祉従事者の働き方。そして 難病をもつ子どもたちの新しい支え方を発信するこの企画。過去3回の開催時にも医療従事者、学生の皆さんが参加。多くの学びを与えてくれたと振り返る萩原さん。自然の下で子どもたちを見つめる時間...。萩原さん自身、医療福祉分野にとどまらない考え方を学ぶことができたといいます。
1つ、私がこのそらぷちキッズキャンプと関わってすごく感銘を受けた考え方の1つとしては「待つ力というのが重要である」と重ねて言われています。例えば、挑戦をするっていう1つにしても子どもの中で色々な思いがあって子どものタイミングでそれを乗り越えるって機会があると。それを大人がつぶしてはならないから、周りの人がいかにそれを待つか。それができる環境だとか、時間を作るかっていうところが大切であるという風に言われています。そういった「待つ」っていう考え方とか、姿勢って、難病のある子どもたちはもちろんですけれども、難病のない子どもたちにとっても、そして私たち大人にとっても、すごく自分自身の思いだとか主体性だとかを大切にするっていうのって大切な考え方だなという風に思っていますので、福祉が全ての人に関係するものであるように、その中で行われていることだとか想いだとかも、実はすべての人に関わる考え方であるっていうところまで知っていただけるような機会になると現場だけじゃなくて、社会全体がもう少し豊かに視座を高めていけるのではないかなという風に思っております。
全国には素晴らしい志をもつ皆さんと、医療福祉の分野で活躍する団体がいる。その2つをマッチングして、より豊かな社会を生み出したい。そんな想いを胸に活動を続けるウブドべ。関心をお寄せの医療、福祉関係にお勤めの皆さん。そして医療、福祉分野で働いてみたいと考える学生の皆さん。ぜひウブドべのオフィシャルサイトをチェックしてください。
この時間は【NPO法人Ubdobe】、萩原頌子さんにお話を伺いました。ありがとうございました。