今朝は、愛知県名古屋市を拠点に母子家庭の親子と住まい、社会とをマッチングする団体、【NPO法人LivEQuality HUB】に注目します。

団体では、代表理事を務める岡本拓也さんが経営する「千年建設」の物件の一部を困難な状況にある ご家族へ緩やかな条件で貸出し、社会と繋がるキッカケを提供しています。

コロナが起こった時に世の中全体が混乱に陥り、そして住まいを手放さなければいけなくなる方々がたくさんいることを知りました。『衣食住』と言われますけど、住まいは非常にベースな部分で、痛ましいことだなと思った時に、最も困難な状況にいらっしゃるのがシングルマザーであることを知りました。DV等で逃げて来られたり、収入がなくなって急に家がなくなる。そういった方々多くて、周りと地域とのつながりも失われている方が多いですので、住まいと(地域との)繋がり、、、これを両方セットでお届けすることが必要だなと思いまして、建設会社という建物を作れる・直せるという強みを持った弊社が、住まいを届け、地域の行政であったり社会福祉法人、NPOであったり、そういったところと我々自身が繋がって、 シングルマザー、お母さんにお繋ぎする地域のハブのようなそんな取り組み、そんな存在になることを目指しております。

不動産会社へ ヒアリングをおこなった際、女性、特にシングルマザーが新たに部屋を借りる時金銭面、収入面においてハードルが高いことに気づかされたという岡本さん。「そんな困難な状況下にある家族が 一組でも減らせるなら。」これまで培ってきた街との繋がりを活かし、自らが「ハブ」になる、『ソーシャル大家さん』になることを決めました。

やっぱり住まいって尊厳のベースになります。欧米の方だと「ハウジングファースト」という考え方があって、住まいは人権であり、まずは気持ちの良い住まいだという考え方があるんですけど、コロナで家を失う、もしくはそのDV等逃げてこられるというようなところの中で、非常に不安な状況で住まい探しをされている方が、このLivEQuality HUBの物件に出会った時に、本当にすごいホッとされる、やっと気持ちの良いとこに住めるんだ。っていうような表情が見て取れるところに我々自身も「本当に良かったな」と。何より子どもたちが喜ぶんですよね。で、そこから半年ぐらい経つとお母さんが本当に見違えるように元気になられて、利便性が良い所だとお仕事も見つかるケースが多いので、お母さんが元気になってくると、今度は子どもたちがもっと元気になっていく、というようなサイクルが起こっていて。本当に我々自身が元気をもらうというか、一緒に頑張ろうという関係性ができていくことが本当に日々起こっておりますね。

母子家庭が社会と繋がるキッカケをつくるLivEQuality HUB。団体が見つめる未来のビジョンとは、なんでしょう?

名古屋を拠点にモデルを作る。将来的には全く同じじゃなくてもエッセンスや想いだけは共通したたくさんの取り組みが、色んな地域でいろんな担い手が広がっていくのが良いなと思っております。バットサイクルからグッドサイクル、正のサイクルに回っていくような地域づくりが広がっていくと素晴らしいと思いながら、この取り組みを続けていこうと考えております。

NPO法人LivEQuality HUB】代表、岡本拓也さん。お話ありがとうございました。【LivEQuality HUB】ですが夏の寄付キャンペーンをスタートさせています。また、チャリティーTシャツを手掛けるJAMMINとのコラボアイテムも販売中です。番組サイトに詳細リンクを掲載します。ぜひチェックしてください。

NPO法人LivEQuality HUB

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