今朝は、長崎県諫早市で子育て世代に向けて配布されている「諫早こども はぐくむ券プロジェクト」に注目します。

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現在、中心に立って このアクションを進めているNPO法人Seamlessの理事長、うえのしんいちろうさんに お話をうかがいました。

地域の企業や個人から寄付を集めます。その寄付の状況を見ながら、毎月諫早こどもはぐくむ券という、要は券を持っていくと、提携店舗でご飯を食べられたり、唐揚げとかのテイクアウトができたりします。昨年からは同じ券で文具と交換できたり、生理用品などと交換できる定型店も参加しているという状況です。

換金額が今1枚あたり600円で計算していて、それに心意気をプラスしたメニューを出されているお店が多いです。子どもたちも行ったことのないお店とかに飛び込む場合もあるだろうし、今どこの家庭もそんなに楽ではないので、外食そのものが少なくなっているので、大喜びですね。ママたちも大喜びですよね。

寄付が、街に暮らす子どもたちの支援に直接繋がる「恩送り」システム。それが、「諫早こども はぐくむ券プロジェクト」です。2021年、コロナ禍にスタートしたこのプロジェクトは地元のお店を持ち上げるために 青年会議所の皆さんが企画。3歳から中学生までの子どもたちを育てる 子育て世帯にこの「はぐくむ券」が配布されました。600円分のクーポンは、お店が用意した お弁当や焼き菓子、ハンバーガーといった商品と交換でき、とても好評でしたが、単年...。つまり1年で終えることが決まっていました。

この想いをうえのさんの団体・シームレスが引き継ぎ、今年で3年目を数える事業に成長。現在、諫早市内の25店舗がこの取り組みに賛同してくれるようになりました。

チケットについては優先順位があってですね。まずは1人親家庭の方が登録している団体、、、そこに加入している家庭のお子様にまず優先配布を行います。次に地域のアーケード等で一般向けの配布会を行います。で、あえて一般向け配布を行うのは、1人親世帯が気兼ねなく使用できるようにカモフラージュするという意味合いがあります。そこが一番大きいんですよね。ですから、町も元気にするし、子どもたちも元気にするし、共働きのパパやママの家事負担も軽減できるという、いわゆる三方良しだと思います。そこに協賛した企業が寄付という形で参加をするということでは、いわゆる地域がぐるっと1つの輪になって、できている事業ではないかと思っています。

街全体で子どもたちを"はぐくむ"仕組み。とても素敵です。子どもたちも多くのお店から街の魅力を発見することができる、日本中に広がってほしい取り組みです。

NPO法人Seamlessがまとめる「諫早こども はぐくむ券プロジェクト」。現在も寄付を募っています。この寄付が、子どもたちや街の未来を築いていきます。寄付はクレジット決済、1000円から可能です。詳細は、「諫早こども はぐくむ券プロジェクト」のWEBサイトをご覧ください。クリック、チェック。その先へ。お願いします!

諫早こども はぐくむ券プロジェクト