今朝は、合同会社Lápiz Private(ラピスプライベート)がつくる、『おやさい絵の具』についての取り組みに注目します。

Lápiz Privateを立ち上げたのは、立命館大学に通う山内瑠華さん。農業に打ち込む家族の姿を見て「自分にも何かできないか。」考えます。そこで注目したのが、お野菜の『色』。この色を抽出して出来上がった粉末状の絵の具『おやさい絵の具』の販売、ワークショップを通して 規格外の野菜の課題を広い世代に発信しています。
特徴的なもので言うとビーツという株であれば、赤紫っぽい色になりますし、サツマイモであったり紫芋などお芋系はそのまま紫色。ほうれん草や小松菜といった葉物は緑色、バタフライピーという青いお花は、青色の絵の具になります。大きな特徴が3つありまして、一つ目が、それぞれのお野菜の匂いがそのまま楽しむことができます。とうもろこしの絵の具なんかは子どもたちにとっても大人気になってます。二つ目が日本画の画材のような美しい色味が楽しむことができまして、最後がそれぞれの野菜の質感っていうのがちょっと立体的に表れてますので、キャンパスの上で楽しむことができます。子どもたちに体験してほしいっていう思いか強いので商業施設であったりとか学校に出張時に行って体験してもらう、お絵かきのワークショップなどを開催してます。
野菜の匂いが香る絵の具...、子どもたちからも とても好評だといいます。また、この絵の具に触れてもらうとき、規格外野菜の話題と合わせて「人間も野菜も、へんてこりんでもええやん」といったメッセージも発信しているといいます。
人間も野菜もいわゆる普通なものっていうのが重宝されて、野菜であったら普通の野菜がスーパーに並ぶことができて、人間だったら普通な行動する人たちがどんどん重宝されてというところが非常に似ているなと感じまして、そういう形とか色とかが悪くても、絵の具として野菜が輝けるんだよっていうことを通って、子どもたちとかに、学校とかでうまくいかなくても他の場所で輝いているところがあるよとか、自分の得意を伸ばしてみようとか。そういったことが伝えられたらいいなと思ってこの「へんてこりんでもええやん」っていうメッセージを軸に活動しています。
みんなカタチが違って当たり前。それがいいんだ。というメッセージ...。違いを個性として受け取る。その第一歩に...。おやさい絵の具は現在12種類。公式サイトの問い合わせから購入が可能です。また、12月からは大手ECサイトでも購入ができるようになるそう。活動の幅、広がっていますね。関心をお持ちの方、ぜひ合同会社Lápiz Privateのサイトへアクセスしてください。(ワークショップのご相談もぜひ、とのこと。)
●さまざまな職業体験や社会体験ができるこどもが主役の町「キッザニア」
「世界を救う主役は、こども達だ」をスローガンにSDGsに取り組んでいます。この度、中学生21名による 気候変動対策をテーマとした啓発動画が完成しました。「コスモポリタンキャンパス」というSDGsワークショップで制作されたもので、中学生たちが第一線で活躍する講師陣から学んだ気候変動のリアルがギュッと凝縮されています。動画の視聴やワークショップの模様はキッザニアSDGsサイトにて!みなさんも自分にできるアクションを考えて実行してみませんか?