今朝は、武蔵野市で20年以上に渡って愛されている地元密着型のお弁当屋さん「コムギキッチン」が始めたサービス、「産後めし」に注目します。

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産後めし...。その名の通り、出産後すぐのお母さんの身体を想い、バランスを考えた食事を冷凍食品として自宅に配達するんですが、このサービスがスタートした背景には、「コムギキッチン」で働く皆さんの実体験がありました。店長・橋本至芳さんに詳しいお話をお聞きしました。

まず、この間スタッフの一人が緊急事態宣言中に出産しました。その際に里帰りもできずにご主人も仕事を休めなかったので、周りにサポートがいない状況でマスクをつけて出産しました。本人は産後の体調も戻らない中、赤ちゃんのお世話をして、コロナ禍で人と話す機会も限られていたので悩みを共有できず、食事もろくに摂れず大変そうでした。そんなママたちが多いのではないかと思いますし、私も産後鬱の経験があり、その経験を思い出して、産後ママにもしっかり食事して心も体も元気に過ごしてほしいと思い、産後めしをスタートすることにしました。

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実際にスタジオにもお届けいただき、先程いただいたんですが、美味しい!!主菜と副菜がセットになっています。

1:チキン南蛮(主菜)2:油淋鶏(主菜)3:串なし焼き鳥(主菜)4:白身魚の甘酢あん(主菜)5:大豆の具沢山煮込み(副菜)6:筑前煮(副菜)

栄養バランスはもちろん、その量にも工夫が凝らされていて、1セット=1.3人前となっています。これは、お母さんが上の子(お兄ちゃん、お姉ちゃん)と一緒に食べることが出来るように、というコムギキッチンの想いが反映された結果。...嬉しい心遣いですね。

「子どもたちの笑顔は、お母さん、お父さんの笑顔から生まれる。」街の暮らしに密着してきたお弁当屋さんだからこそ、多くの家庭の子育てにも寄り添いたい。そんな想いが このサービスには込められていると語ります。

産後のお母さんたちをサポートする仕組みがもっと充実してほしいので、私たちはこのサービスをもっと広げてたくさんの方に利用していただき、共感していただける飲食店と協力して新たな商品を開発したり、社会や地域全体でママたちをサポートできる土台を作りたい。

食事を作るのが憂鬱になっている方。座って食事をしたいと思っているお母さんたちがいたら、HPを覗いてほしい。「ひとりじゃないんだよ。」「みなさんのことを考えているおばちゃんたちがいるんだよ」ということを知っていただきたいと思っています。

子育てに奮闘しているお母さん、お父さん。産後めし、暮らしに取り入れてみませんか?そして、ぜひ周りの皆さんにも教えてあげてください。またより多くの方に認知して頂く、広げていく為にクラウドファンディングも行なっています。ウェブサイトにアクセス、その扉の先へ!お願いします。

孤立しやすい産後のママを笑顔にするお惣菜冷凍サービス「産後めし」プロジェクト