今朝注目するのは「NPO法人おりがみ」のアクションです。社会に出て「本当にやりたいことと求められることにギャップがある。」...あなたは感じたことがありますか?

ならば!その『本当にやりたいこと』に対する熱意をボランティアで 社会に発信してみませんか!?といった提案をおこなっている団体です。おりがみの理事長、都築則彦さんに詳しいお話を伺いました。

おりがみはボランティアをテーマに「社会のなかで本当はこれをやってみたかったな」というような役割をボランティアのなかで実現していこう、そういう機会を届けていくのがNPO法人おりがみの活動です。

僕たちはこれを『役割のオーダーメイド』と呼んでいまして、よくいうのは「仕事は誰かのやりたいを叶えること。ボランティアは自分のやりたい、から始めていくこと」だと思っています。

始めからお金にならなくてもこれやってみたかった、ということをいきなり始められる、本当にこれをやってみたかったということを実現できると思うんです。

例えばおりがみのスタートは「オリンピック・パラリンピックを学生(くせい)んなで盛り上げよう」から名前が来ていますが、オリパラの場でこんなことをやってみたかった、という取り組みをボランティアで叶えていこうということをやっていて、オリパラ後も続いています。

学生団体としてスタートしたおりがみ。実際にその熱意が認められて、東京オリンピックの文化プログラムに学生企画として唯一出展。

「もっと自分たちのやりたいことで、社会と繋がりたい!」

若い世代のみなさんが抱いた熱意をオリパラの会場で実現させてきました。大会終了後には、外に出る機会が限られる子どもたちの移動支援や、環境リーダー育成事業を始め、毎週様々な場所でボランティアスタッフのみなさんが個性を活かして 社会と繋がっています。多くの人は「ボランティア」という言葉について「誰かのために活動する。」献身的な姿を想像するかもしれません。一方、おりがみが目指すのは「楽しみながら社会を変える」個人が主体となる社会貢献の実現です。

欧米ではボランティアはレジャーの一種。余暇の時間にボランティアします、というとイメージが合います。レジャーの1つにボランティアがあるというイメージをもう少し膨らませたい。ボランティアは誰かにお願いされてやるものじゃなくて自分からやるものとよく言われていて、例えば「これをやってください」と言われてもやらないけど「これをやらないでください」と言われるものでもやる、これがボランティアです、なんてよく言われるんです。なんですが、日本の中でどれくらい浸透しているかというと(ボランティアのイメージは)社会の中でのお利口さんみたいに使われることあると思うんですが、もう少しやんちゃしていい。この時間この人数ここでお願いします、ではなく「これに参加したいので枠を作ってください」ぐらいなボランティアが良いなと思ったりしています。

今後は、より多くの人が楽しく社会と繋がることができるボランティアセンターの設立を目指しているといいます。より詳しい情報は、ウェブサイトをご覧ください。「普段と違う 自分の役割をオーダーメイドする」社会との繋がり方が変わるキッカケになるかもしれません。

NPO法人おりがみ