今朝は、株式会社デジリハのアクションに注目します。

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デジリハ。これは「デジタルで描かれたアート」と「リハビリテーション」をかけ合わせた造語で、アートのチカラで幼い子どもたちのリハビリを応援しよう!そんな事業を展開されています。具体的には、、、必要なのは、PCと物理センサーです。例えば、画面に映し出されるフルーツの木に実った果物を手や指の動きで収穫。必要なカゴに振り分ける...。これだけで、いつものリハビリに、エンターテインメント性をもたせて手先、指先を動かす練習になります!(ユニークなアイディア!こうした事業をスタートされたきっかけについて株株式会社デジリハ 代表の岡勇樹さんにお話を伺いました。

きっかけとしては、うちのスタッフのお子さんがリハビリを普段からやっていて、たまたま雑談の中でその子のリハビリの動画を見せてもらったときに泣いていて、「なんでこんな泣いてるの」「なんで嫌がってるの?」みたいな話の中から、リハビリに取り組む時の課題...、大人だと目的を持って例えば怪我を治すためとか、自分がこの状態になるためにこういう動きを何ヶ月間繰り返しますよっていう目標設定に向かっていけるんですが、特に子どもでさらに知的障害があって目標設定しても言葉の理解ができない子にとっては、なぜそれをやらなきゃいけないのか、続けなきゃいけないのかという理由がわからない。という課題が見えて、それを、たまたまその時期に僕らがやっていたデジタルアート事業があったので、デジタルアートとリハビリを掛け合わせて行けば、その子が笑顔になる事業ができるんじゃないかなと思ってやり始めた。デジタルアートは生成できるというか作れるので、その子が好きなオブジェクトとかキャラクターを作ることで、その子が好きなものを追いかけたり、自分でセンサーを使って自分の好きな物を動かしたりとかできれば自然と体を動かしいとか、オブジェクトに触れたいと能動的に動くんじゃないかという想定のもと作ったら、見事そうなった。という感じですね。

目標設定が難しい子どもたちに、楽しいリハビリを!作業療法士、理学療法士のアドバイスのもと、促したい動きを起点にアプリケーションを開発。いまは30種類ものアプリケーションを展開し、全国15箇所の施設で、このデジリハが導入されています。個人ユーザー登録も可能で、自宅でリハビリを頑張る子どもたちの一助となっているようです。子どもたちのリハビリを応援したいと立ち上がったデジリハですがゆくゆくは、より多くの人に届くサービス展開を予定しています。

もともとの成り立ちとしては子ども向けのアプリを作ろうというところではあるんですけど、広く世の中を見たときに、実際世界人口の15%ぐらいの人が何かしら障害があるともいま言われているのと、日本人口のだいたい30%以上がもう高齢者と言われていて、そういう障害がある成人とか高齢者とか子どもとか、いろいろ年齢の層はいるんですけどもみんなリハビリ今までも向き合っているいう中では同じかなと思うので、高齢者にも成人の方にも子どもにも、このサービスを提供したいというところで(どんどん)導入していこうと。障害とかの有無に関わらず、人生の選択肢を広げ続けるみたいなことをいつも言ってるんですけど、リハビリって生活の一部というか、人生の一部なだけであってそのリハビリのために生きてる人ってあんまりいないと思うんです。そのリハビリをした上で、どういう人生を送りたいかとか、どういうことをしたいか、何を実現したいかみたいなところがメインになってくると思うので、そこのサポートというか、そこを拡張し続けれるようなプラットフォームでありたいなと思う。

今年度からは高齢者施設での導入がスタート。皆さんの評判も上々だといいます。さらに今後はAIによるレコメンド機能の提供なども視野に入れているということで、需要は高まりそうです。リハビリを頑張っているお子さん、近くにいますか?もしリハビリが辛そうだったら、デジリハを導入してみてはいかがでしょう?

詳しくはデジリハのウェブサイトをご覧ください。