次の日曜日は、母の日です。

そこでこの時間は、頑張っているお母さんを応援!NPO法人キープ・ママ・スマイリングの活動に注目します。

団体がサポートしているのは、長期入院中の子どもたちに寄り添うお母さん、そしてお父さんたちです。入院している子どもたちにとって、両親が近くに居る安心感はとても大きいもの。お母さん、お父さんも、子どもたちに安心してもらうため可能な限り、近くに居たい。

それでも親御さんは病気ではないため、院内にベッドはありません。食事も、子どもたちが休んでいるタイミングを見計らって、簡単なもので過ごしてしまう方も多い、という現状があります。そんな両親を支える活動が、キープ・ママ・スマイリングなのです。

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私自身がですね先天性を持って生まれた娘と一緒にいくつもの病院で長く泊まり込んでいまして、そのときに感じた課題がこの活動の原点になっているんですけれども、なかなか栄養も摂れず眠れない食べれないでお母さんたちがどんどん笑顔を失っていってしまって体を壊すお母さんたちもいらっしゃいます。なのでそのお母さんたちに病院においしいご飯をお届けしたり、あとは本当に長期病院に泊まり込んでいるお母さんたちには食べ物だけでなく、生活用品衛生用品も一緒に詰め合わせた付添生活応援パックというものをお届けしてサポートするという活動しています。コロナになって、それまで例えば長期的に付き添いをするときには週末はお父さんと交換したり、おばあちゃんと交代したりというように交代しながらなんとか家族みんなで乗り切ってきた付き添い生活が、その院内感染を防ぐということのために、なかなか多くの病院で交代が禁止になってしまったんですよね。そうなると、誰か付き添うとなるとやっぱり多くはお母さんが泊まり込んで誰とも交代できず何ヶ月も院内でずっと暮らしているということがこの2年間全国的に広がっています。なのでそのお母さんたちを自分のご飯を買いに行くのも大変ですし生活用品を買うのも大変という状況ですのでこの付き添いパックで応援しているという状況です。

お話は、キープ・ママ・スマイリングの代表、光原ゆきさんこうした頑張っているお子さん、お母さん、そのご家族の今をもっと知ってほしい。その想いから母の日の5月8日から6月19日、父の日までの6週間を「Smiling Family Days」と定め、キャンペーンを展開します。一般の方が参加できるリアル、そしてオンラインのトークイベントや、クラウドファンディングをスタートする予定です。

子供たちはやっぱりお母さんお父さんの笑顔が一番の薬だと思いますし、もちろん親にとっても子供の笑顔が薬だと、相互に薬だなと思うんですけれども本当に笑顔で家族が向き合えるようになるためにも、周りの人たちが知ってもらってサポートするってことも本当に大事ですし、いつ自分事になるかってわからないですよね。私達のこの活動ってすごくニッチなテーマでその病気の子供を支援する団体ってたくさんあるんですけれども、その子供たちをケアしている、そのケアする人をケアする活動っていうのは本当になかなかなくてですね、付き添ってるお母さんたちも当たり前だと、自分がやるものだと大変でもそういうものなんだと思っているところもあってですね。なかなかその状況が変わってないし、周りからもケアされづらい状況なのかなって思います。けど、やっぱりそこに何か負担をかけているだけで本当に変わらないなとも思いますし、やっぱり知ってもらうことでみんな関わり方も変わってくるでしょうし、なんか優しい社会になっていくんじゃないかなって思ってます。

課題の意識が芽生えることで、社会の仕組みが変わるかもしれない...

Smiling Family Days」は明後日、8日からスタート。特設サイトも、日曜日にオープン予定です。お母さんたちを支えるキープ・ママ・スマイリングの活動にぜひ触れてください。

また、いま長期入院中のお子さんを支える お母さん、お父さん。キープ・ママ・スマイリングの支援がありますよ。ぜひサイトにアクセスして、どんな支援があるのか。ご確認ください。

NPO法人キープ・ママ・スマイリング