今朝は、災害の被災地や児童養護施設へ赴きボランティアカットなどの支援をおこなうNPO法人、コンセントのアクションに注目します。コンセントで活動するのは、理容師、そして美容師免許をもつスタイリストの皆さん。児童養護施設では定期的なボランティアカットや、スタイリングのお手伝いを。大きな自然災害があった被災地では作業ボランティアのほか、ヘアカット、ヘッドマッサージ、ヘッドスパなど。美容師の皆さん だからこそできる支援を10年以上続けています。150名ほどの美容師ボランティアをまとめるのは、ご自身も美容師の代表、井上光昭さん。この活動のなか、いろいろなカタチをした「優しさ」と出会うんですと、語ります。

ボランティア活動を児童養護施設でおこなう理由は2点。1つは施設を知ること。もう一つは子どもたちに対して社会は優しいか、意識することができるんです。例えば、被災地では衣食住がなくなります。命が助かったあと、日常的なモノ(衣食住)は必要ですが、思考的なモノは元気をくれる。音楽もそうで、いい音楽を聞けばしんどいときも頑張ろうと思える。美容も同じだと僕たちは想っています。格好良くなったり、綺麗になると気持ち良くなって、笑顔になる。すると周りの人に優しくなれる自分に戻ることができたり、普段の日常が戻る感覚があります。ヘアアレンジをしてあげると子どもたちも笑顔になるし。この活動がきっかけで美容師になる子どもたちもいて。僕たちも気持ちよくさせてもらっている活動です。

「オシャレは、生きていく上で絶対に必要じゃないかもしれない。それでも「生きようとする中」ではきっと必要で、僕たちは 心のビタミン補給をお手伝いしているんです」。さらに、こう続けます。「このお手伝いは、美容師じゃなくても、誰でもできるんです。」

楽しいことや嬉しいことはしてもらうと楽しいけど、実はする方がもっと楽しくて。プレゼントもそう、贈られるより贈る方がずっと楽しいし、優しさも、優しくされるより優しくする方がきっと楽しいと思うんです。誰でも自分の得意事はあると思うんです。誰かが喜ぶことはみんなできるし、もしそれがわからなかったら、きっと自分が喜んでいることが「それ」だと思うんです。それぞれが人に想う優しさを少し言葉にしたり、動きにすることは自分にとって気持ちの良いこと。Let's Actionかなって思います(笑)

優しさは、贈られるより、贈る方が楽しい!「自分に何ができるのか。」考えることで 未来はもっと優しくなるはず、ですよね。そう、Let's Action!お話は、NPO法人コンセント、代表の井上光昭さんでした。ありがとうございました。

団体では、寄付を受け付けています。支援Tシャツも販売中です。クリック、チェック、その先へ。お願いします。