今朝は、社会的養護施設の職員を増やしたい!この想いを胸に活動する団体「NPO法人チャイボラ」に注目します。

団体では社会的養護施設の情報をまとめたウェブサイト『チャボナビ』の運営や、施設での見学会のサポートなど、様々な方法で 現場の今を発信しています。こうした活動が始まったのは、代表・大山遥さんが直面した現場の声からでした。

私は教育教材の会社に居たんですが教材を児童養護施設へ寄付するため問い合わせたところ深刻な職員不足を知った。ほしいのはものではなく人だと聞いた。私も子どもに関わる仕事に就いていたのに何も知らず衝撃を受け、1週間後に辞表を出して専門学校に入った。授業を受ける中1/3の学生が児童養護施設への就職も考えた。しかし情報をつかめずに進路を戻した。社会的養護施設の多くが国や自治体から予算がおりるが広報費がない。ここを誰かが代替できればと思い活動を始めた。

「本当にほしい支援は、物資ではなく、人。」1名の職員で20名ほどの児童を見る時間帯が大半を占める施設もある。こういったケースも少なくないといいます。現場は人手がほしい。しかし、その現場の声もなかなか届かない状態だった...。そこで団体では情報サイト『チャボナビ』を展開。今では東京都にある児童養護施設の9割が登録。就労希望者と施設がつながる場を作ることに成功しました。こうしたアクションを全国に広げるために「NPO法人チャイボラ」ではクラウドファンディングをスタート。スタッフ不足解消のため、そして子どもたちの未来を作るため、支援を呼びかけています。

児童養護施設は全国に600、社会的養護施設は1250ほど。多くの施設は職員不足。施設にくる子どもの大半は虐待の被害者。大切に自分をおもうチカラは誰かをおもうチカラになると言われるが、その心を職員は育てたいと、関わっていきたいと思っている。しかしなかなか人数が足らずできることへの限界が出てしまっている。施設への認知を超えた、職員へ目を向けてほしい。職員が長く元気に働くことが子どもたちにとても大事なんだと発信している。子どもたちは本当に元気に頑張って生きています。その子達を支える職員にも、目を向けてほしいと思っています。

NPO法人チャイボラ、大山遥さんお話ありがとうございました。子どもたちの輝く笑顔、その笑顔を守る職員の皆さんの現場を守る。クラウドファンディング「全国の児童養護施設などの職員不足の現状を解決したい!」はクラウドファンディングサービス『READYFOR』で12月25日まで支援を募っています。

NPO法人チャイボラ

クラウドファンディングサービス