今朝は、都内に店舗を2つ構える「野球グローブ再生工房Re-Birth」の取り組みに注目します。

野球...。国内でも盛り上がっていますよね!その道具として最も重要なアイテムのひとつ、グローブ。皆さん、お持ちですか?今も使用されていますか?

上質な皮から作られるグローブ。使わないからとそのまま捨てられてしまうケースが非常に多いといいます。また、プレイヤーも減少傾向にあるなかでグローブの単価自体が高騰化。新たに野球を始める上で、新品グローブの購入がハードルになってしまうこともあるようです。

そこで、使われなくなったグローブを回収し、リメイク。安価で新たなプレイヤーへつなぐ取り組みをしているのが、「野球グローブ再生工房Re-Birth」です。

使い古されたグローブ、どのように再生されていくのでしょう?その1例を、「野球グローブ再生工房Re-Birth」を運営するグローバルポーターズ株式会社の代表、米沢谷友広さんに伺いました。

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最も喜んでいただけているのが、手を入れるところですね。グローブ手を入れる裏の皮の部分、ここがやっぱりグローブとして傷みやすいパーツになっておりまして、私達はそこを新品の皮にですね、入れ替えをさせていただいております。あとはリメイクの方は裏の皮だけではなく、切れやすい紐の部分も新しく替えさせていただいたり、ボールを捕球する捕球面、受球面と呼ばれる部分の破れとかも補修をさせていただいて、最後にオイルを塗ったり、クリーニングをさせていただいて、使える状態に戻していくということを再生と呼んでおります。先入観なく新品な方がいいっていうお客様ももちろんいらっしゃるんですけれども、再生の方が風合いも出て、型ができていますので、すぐ使えるっていう状態。それを喜んでいただける子どもたちも多いので、当店ではやっぱり再生グローブの方が人気ありますね。今までにない、こういった循環型のサービスっていうのを目指していっていますので、新品よりも良い状態で使いやすい状態で提供させていただくことを目指しています。

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回収はもちろん、今使っているグローブの修理もされていますし、「プレイヤーを卒業されたけども、思い出として残したい。」こうした皆さんには、グローブの皮を使った名刺入れなど、日用アイテムにリメイクするサービスも展開されています。ご自身も野球少年だったという米沢谷さん。だからこそ、子どもたちには野球、そしてスポーツから生まれるたくさんの気付きに触れてほしいと語ります。

長く愛着とか思い出あるものを大切に使い続けるっていうことが今後も増えていくと良いと思いますし、もし仮にですね、使わなくなったら、Re-Birthで再生して、次のプレイヤーとか未来につないでいくっていうようなそういった循環型のスポーツ界、野球界が作れれば、良いと思ってます。

最初の1個目のグラフですね。それを私たちが提供させていただくことで、親子のキャッチボールの時間だったり、会話だったり、その先、野球のプレーを通じて勝った負けたを含めてですね。新しい思い出がどんどん増えていくと思っていますので、野球に限らずスポーツを始めるきっかけを作れる環境っていうのが、今後も増えていくと、より良い社会になっていくんじゃないかなと思っています。

グローバルポーターズ株式会社、米沢谷友広さん。お話ありがとうございました!「野球グローブ再生工房Re-Birth」、蒲田、そして二子玉川で現在営業中です。使われなくなったグローブの買取もされています。

店舗について、そしてより詳しい取り組みについて書かれたサイト、番組サイトにリンクを掲載します。クリック、チェック、よろしくお願いします。

グローバルポーターズ株式会社

野球グローブ再生工房Re-Birth