今朝注目するのは、株式会社まなそびてらこ のアクションです。まなそびてらこ...、学ぶ、遊ぶ、そして寺子屋。これらの言葉をかけ合わせた造語です。

環境が違う多世代の人が集まる寺子屋...、サードプレイスを作って、遊びながら学ぼう!と幼稚園児から大学生、そして保護者世代がリアルで、オンラインで集まり、交流する場所を作っています。

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社長を勤める佐藤夢奏さん。現役の中学生です。お母様・さとうりささんと共に目指すのは、「自分が否定されない環境づくり」。お二人に詳しいお話をうかがいました。

佐藤夢奏さん)学校でいじめられた経験や、不登校の子も周りに居て、どうしても「自分の意見を言ったらハブられてしまうのではないか」と聞くことも多くてモヤモヤしていた時期に、他の大人の方や同世代の活動家と交流していたら自分自身がこれで良いんだと思えたことがありました。ただ生活のなかで意見を閉じ込めてしまう子も居るので「たまにここに来たらこんな自分の意見が言える」というところがあっても良いと思って、サードプレイスを作りたいと思いました。

さとうりささん)学校教育の現場や企業現場に行くことが多いんですが、いつも思うのは、どうしてもそこには評価がつきまとい、自分の良さが発揮できずに苦しい思いをしている人がたくさんいると肌で感じました。ただこの子の・この社員の良いところっていうのが違う方向で発揮できた時にすごくイキイキして他の能力も発揮されていく場面に何度も出会ってきましたが、なかなかそれが難しい。そういった意味でサードプレイスが一つに限らずあったら良いと思い、娘と一緒に作っていこうという話になりました。

ひとつの議題があった時。「自分はそうは思わないけど、嫌われてしまうから意見は交わさない。」...そんな息苦しさを感じる子どもたちが「ここでは自分の意見が言える」。心からそう思えるサードプレイスを作りたい。ワークショップを通して様々な意見が交わされる中、違った意見を「受け止める心」を大切にしているといいます。(受け入れる、ではなく、受け止めることで、相手を認める...)こうした活動を通して見つめる未来...。最後に伺いました。

さとうりささん)会社のコンセプトが『未来を面白がり自分と社会のために未来を創る1人となる』。未来は今と未来を面白がれることからスタートすると信じています。そういった場作りを広げたいです。「自分がこんな日本を作りたい」と一人でも増えて、一緒に活動できればと思っています。

佐藤夢奏さん)いま思っているのは、誰もが違いを認めあえる世の中を作ることで、、、普通があるから「この人違うよね」と否定的になってしまいますが、そうではなくて、みんなが違うことを楽しめる。認めあえて「それがいいよね」「もっとこうじゃない?」と違いをハッピーに変えるエネルギーを持っていければと思いますし、そんな未来にしたいと思います。

株式会社まなそびてらこ、佐藤夢奏さん、さとうりささん、お話ありがとうございました!「まなそびてらこ」の活動、ぜひあなたも繋がってください。詳しい取り組みについてはWEBサイトをご覧ください。

まなそびてらこ