環境月間の6月、J-WAVEでは各番組で自然環境にまつわるトピックスをご紹介しています。今朝注目するのは、私たちにとって一番身近な「森林」について。

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一番身近な森林、どこのことでしょう?...ここ、東京の森です。少し意外かもしれませんが東京都のおよそ4割は森林が占めています。なかでも、東京都檜原村は、面積の9割が森林です。その檜原村の自然を健全な状態で育むために林業事業に取り組むのが、「株式会社 東京チェンソーズ」です。

森林の状態を整え、木材を販売する。こうした作業に加え、『森デリバリー』という名称で、トラックに森のかけら(=木々)を詰め込み子どもたちを対象としたワークショップをおこなったり、東京産の木材を使った 木のおもちゃを製造しています。

弊社では木を1本使い切ることをテーマに、気の細い部分や枝など捨てられていた部分を活かした木のおもちゃを作っています。そもそも林業会社として顔の見える情報発信をしたいという思いもある。SNSだけではなくリアルに檜原村の自然を伝える機会を作りたいと思っています。戦後植林された木がすでに樹齢60年を超えています。子どもたちが大人になったときには樹齢100年の森がひろがります。その自然を堪能してもらえるように今のうちから自然に親しんで頂く機会を作っています。

お話は、東京チェンソーズ代表の青木亮輔さん「顔の見える林業」で目指す先にあるのは、 木を育て、街を育て、子どもたちの感性を育てる未来です。

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いま木のおもちゃの自給率は数%と言われています。国土の7割が森林なのに、そこで生まれる子どもたちが初めて触れるアートが海外製品というのは寂しい。檜原村は93%が森林という強みを活かすために「トイビレッジ構想」という木のおもちゃの村を作ろうという取り組みをしています。お子様、お客様の流れに呼応するように木のおもちゃの造り手が檜原村に集まって10~20年でおもちゃの村が出来上がることで、メイド・イン・東京の木の玩具をどんどん増やしていきたいと思っています。

東京チェンソーズ、青木亮輔さんお話ありがとうございました。

東京チェンソーズでは定期的にワークショップを実施しています。ご興味をお持ちの方、ぜひご確認を。

さらに檜原村にはこの秋、小学校の跡地を使った『檜原森のおもちゃ美術館』がオープン予定!現在、クラウドファンディングで改修工事の費用を募っています。

東京チェンソーズ

クラウドファンディング

https://readyfor.jp/projects/hinohara