今朝は、公益財団法人 日本盲導犬協会先日実施した調査に注目します。 ...では、どんな調査なのか。

コロナ禍の盲導犬ユーザー「困りごと」聞き取り調査

全国の227名の盲導犬ユーザーを対象におこなわれたアンケートで視覚に障がいを抱える皆さんの「困りごと」が浮き彫りとなりました。どのような困りごとが多かったのか。日本盲導犬協会、安保美佳さんに解説していただきました。

大きな内容では外出時・社会参加の中での困りごとを聞いた。最も多かったのが「ソーシャルディスタンスが分かりづらい」全体の41%。他にも「周囲にサポートを頼みづらい」「お店で商品を触るときに周囲の目が気になる」「消毒液の置き場所がわからない」という回答がとても多かったです。

他にも、自動ドア。いつもは開く音で入り口を認識するけれども、換気のため常に開放されているお店が増え、お店に入ること自体が難しくなった、という声も。

あくまで盲導犬のお仕事は、曲がり角、段差、障害物を教えること。人との距離、消毒液の置き場所は、もちろんワンちゃんにはわかりません。人との距離を一定に保つことが求められているなか、サポートが欲しくても、したくても、お互いに声がけがしづらい、という課題が。

一緒に社会参加している皆さんへの声がけ。これまでとはまた変わった注意が必要な中、団体では こんなアイディアを発信されています。

周りの方も良かれと思って声をかけないこともあると思うが、音の情報や触覚情報は必要。お互いの安心(感染対策)をしながらコミュニケーション取って頂き「マスク付けているので安心してください」とか「お互い消毒してからあるきましょう」と安心した状態で支え合うことができればと思う。

日本盲導犬協会、安保美佳さん、お話ありがとうございました。

団体ではこの他に「オンライン盲導犬ユーザー受け入れ・接客セミナー」を実施。コロナ禍における飲食店、宿泊事業者に向けた情報発信をされています。

コロナ禍で盲導犬ユーザーの受け入れが一層厳しくなったという声も現場には入っているそう。現状、動物からヒトへの新型コロナウイルスの感染は確認されていません。ひとりひとりの理解が今、必要とされています。

オンラインセミナーについて、そして日本盲導犬協会についてはWEBサイトをクリック、チェック、お願いします。