今朝目を向けるのは、誰でも不便なく、インターネットの閲覧ができる社会の実現を目指すファシリティジャポン株式会社の取り組みです。フランスで誕生し、日本、そしてアメリカで「FACIL'iti(ファシリティ)」というサービスを展開。その内容は、あなたが閲覧している そのサイトのアクセシビリティ、つまり使いやすさをユーザーが直接カスタマイズできるといったサービスです。

自分にピッタリのウェブサイトの閲覧。より詳しい解説を、ファシリティジャポン株式会社、長井早和子さんに伺いました。

ウェブサイトが見ている人がご自身に合わせてみやすさ、使いやすさを設定してウェブを見ることができるサービスです。例えば老眼の項目。単純に文字が大きくなるだけではなくイラストやコントラストの調整が自動で行われ、難読症の症状向けの機能も搭載。あとは手が震えてしまい細かいマウス操作が難しい方は設定でリンク、ボタン同士の感覚が広くなったり、選択できるボタンが大きくなるのでより普段使っているウェブサイトが自分に合わせて操作しやすくなるソリューションになっております。

例えば、「FACIL'iti」を導入した東京観光財団が運営する「GO TOKYO」というサイトでは『文字サイズ・文字色の変更』という項目があり、自分(ユーザー)に最適なサイトを構成することができます。

スマートフォンやPCのアクセシビリティは変えられても、表示されるサイト自体を変更・構築できるサービスは斬新!

コロナ禍から外出自粛が呼びかけられ、ウェブを利用する方、その機会が増えたという方も少なくありません。実際、ファシリティジャポン株式会社にもこれまでとは異なる業種からの問い合わせが入ったといいます。

お問い合わせいただくクライアントさんはコロナになって今まで以上に多種多様なところから問い合わせがあって、今まではインバウンド需要のあるサイトや製薬会社がメインでしたがコロナになってECサイトから問い合わせが来るように。今まで気軽に買い物に行けていたなか難しい状況になり、特に基礎疾患や高齢で感染リスクが高い方を企業が汲み取り、問い合わせいただいている。やっぱりウェブもすべての人にとって使いやすいものであるべきというメッセージは発信していきつつ、SDG'sにもある誰も取り残されない社会、いまデジタルにおいてもそういった社会を目指す動きが進みだしているので、そこに弊社もサポートできれば、発信を続けたいと思っています。

誰もが欲しい情報にすぐアクセスできる世界へ!

FACIL'iti