コロナ禍のなか、様々なニューノーマルが生まれていますが、今朝は、国籍、年齢、障害の有りなしに関わらず誰でも芸術を楽しめるオンライン劇場【THEATRE for ALL】に注目します。

演劇、ダンス、映画を始めとした映像作品に多言語字幕、手話通訳、音声ガイドを加えより多くの人に芸術を届ける活動です。(作品によっては「日・英・中・スペイン・ポルトガル語」の字幕といった作品の配信も)スタートのキッカケは「心のバリアは 工夫で打ち壊せる」そんな気付きだったといいます。【THEATRE for ALL】ディレクターの金森香さんに詳しく伺いました。

去年「True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭」という芸術祭のディレクションや事務局のお仕事をしていたんですが、その時に作品を鑑賞するにあたって世界には様々なバリアが存在するんだと気付きました。車椅子の方は会場の入口が入りづらい。舞台は見えるけどセリフが聞こえない。聞こえるけど見えないとか。そういう障害を振り払うのが想像力を働かせるだけで自分たちのチカラで出来るんだと感じまして、サービスをはじめました。

新たな映像体験の発信として今月から3月にかけてバリアフリー対応つきの映像作品をおよそ30作品、ラーニングプログラムを30本、計60作品の配信を予定されています。明日、明後日にはライブ配信も企画されています。たくさんの刺激を受けそうです。

アートに触れて、課題を知る。【THEATRE for ALLが発信したいメッセージ、最後にお聞きしました。

バリアフリー、アクセシビリティを考えることは「誰にとっても世界の見方を変えるキッカケになる」と体験を通して思っていて、アートを見た時に作家の視点で世界を見る行為と似ていて、時代や世の中を読み解くキッカケになると思っています。バリアは色んなかたちで存在していて、それを取り払うのは誰でも気づけばできることで、その視点が次の時代の世界を見るキッカケを生むと日々感じています。

いつもと違った作品にふれることで、新たな視点を得られることができます。サイトのチェックを!

THEATRE for ALL


キッザニア東京からお知らせです!

こどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」は「ボーイスカウト日本連盟」とともに「全国こども体験フォーラム2021」を開催します。この「全国こども体験フォーラム2021」では、こどもにとっての「体験」の重要性について話し合われるほか、宇宙飛行士・野口聡一さんからのメッセージも紹介されます。

なお、この模様はYouTubeでもライブ配信します。2020年 秋以降に、全国で 1 万人以上を対象に行った自然活動体験の事例からこども達は「体験」からどんなことを学んだのか?「体験」がこどもの成長にどのような効果をもたらすのか?をお伝えします。

開催日時は、2月21日(日曜日)朝10時です。

オンラインでのご参加をお待ちしております。詳しくは、キッザニア東京のオフィシャルサイトをご覧ください。