このコロナ禍において、11の都府県で非常事態宣言が出されていますが「家に居場所がない。」そんな少女たちが急増しているといいます。

こうした、虐待を受けた少女たちに向けた食事提供やシェルター、シェアハウスの運営を続ける 一般社団法人Colaboの仁藤夢乃さんに詳しくお話をうかがいました。

私は虐待や性暴力被害にあった女性の支援をしていますが、コロナ禍で相談が急増しています。件数が去年3月から急増し、4月から1000人以上の方から相談を受けています。年末年始には他に頼れる場所じゃなく、1223日から2週間で150人に支援した。安心に過ごせない子どもたちを危険に取り込む大人の声がけが深刻。家以外の繋がりがなくなり、虐待・DV被害にあう女性が助けを求めたくても出す場所がなく、孤立した方が増えている。

公的支援をおこなう場所がコロナの影響で機能に制限をされており、アクセスが取りづらい今...。こうした現状を受け、団体では営業中のホテルと連携を取り、少女たちの一時避難先として利用できる環境を整えたといいます。彼女たちを救うために、私達にできること。どんなことがあるんでしょうか。

もし身近で困っている子どもたちがいたら声をかけてほしい、団体の存在を知らせてあげてほしい。気にかけた大人がいることを発していれば加害者たちも加害しにくい状況が作れるが、探してつながる大人が少ないのでぜひその一人になってほしい。私達が出会う子どもたちは自分の意思や選択が尊重される経験が少なかった。お互いを尊重する関係性が少なくて、私達と関わる中で今日は何を食べたいとか、その選択が認められる経験で自分が何がしたいのか考え始める。そこで出来るサポートを私たちもしていければと思っています。

少女たちを見守り、認めることで救われる子どもたちがいます。そして、もしSOSを求める声を聞いたら、ぜひColaboと繋いでください。

一般社団法人Colabo