今朝注目するのは、イギリスで誕生した エコなコーヒーカップ。その名も、「Ecoffee Cup」です。

どんな点が「エコ」なのか。繰り返し使えることはもちろん、竹から生まれた繊維で作られていて、竹の処理には化学薬品を使わない。今の、そして未来の環境に配慮した、サスティナブルなカップだといいます。(土の中に埋めると、2~3年で土に還ります。)

イギリスでこの商品が誕生した背景には、使い捨てのコーヒーカップを巡る「とある問題」がありました。商品の輸入、販売をされているダイヤモンド株式会社、栗原大介さんに詳しくうかがいました。

2013年当時、毎年1000億ものコーヒーカップがゴミとして捨てられていました。そのうち、リサイクルされるのは2%未満。使い捨ての平均寿命は10分未満で、ほとんどのカップにはポリウレタンコーティングがされており、リサイクルされづらい。この統計に、コーヒーを愛するものとして行動をしたいということでEcoffee Cupが生まれました。作るにあたり持続可能な竹の繊維を使って作ることになります。Ecoffee Cupは進化していまして、竹の他にとうもろこしの茎の繊維も使われています。収穫後に本来は捨てられてしまう茎の部分を使うことで廃棄物の減量に微量ではありますが役立っています。

使い捨てのカップはリサイクルや堆肥化が難しい。そこで考案されたのが、「Ecoffee Cup」だったんですね。質感もしっかりしていて、なによりオシャレ。当時イギリスで商品を発見した担当者は、サステナブルな商品であるという認識を、一切持っていなかったそう。

そうですね、まずは見た目から入ってしまったんですけど、当時の輸入担当がイギリスの展示会で見つけて。カラフルなコーヒーカップ、デザインがかわいい!日本に持ち帰ったところ、この商品が竹でできていて、エコであることで取り扱い始めたのがキッカケです。日本もまだまだエコに対して始まったばかりなので、若い方から大人の方まで、無理に意識するのではなく実は商品を使ってエコに貢献していた。そういった商品を日本に広げていきたいと思っております。

そう、自分の好き!が 実は環境にも優しいって、素敵ですよね。「このコーナーカップ、実は竹から作られているんだよ」なんて、職場や家庭で 会話のキッカケにもなりそうです。

環境に配慮して作られた「Ecoffee Cup」。より詳しくは ウェブサイトをご覧ください。