今朝目を向けるのは、栃木県大田原市でスタートしているグッドアクションです。

総務省の最新データによると、日本の総人口に占める高齢化率は28.7%令和47年(2065年)には38.4%と、今よりも10%近く増加する、という試算が出ています。

こうした高齢化社会で必要になるのが、孤立を生まないこと。つながりです。その繋がりを絶やさないために、高齢者施設に勤務されていた濱野将行さんは高齢者の孤立を解消するための団体【一般社団法人えんがお】を立ち上げました。その主役になるのは、地域に暮らす若者たちです。

若者のチカラを使って高齢者の困りごとを解消する。一番中心なのは繋がりが希薄なお年寄りの困り毎の解消。80代女性・毛布を出したいけどタンスから出せないから我慢していたという方もいた。厚労省のデータでも週に1回以下の会話が10%以上、というデータも。若者とつながって困り毎のお手伝いをする。

独居高齢者の10人に1人が、週に1回しか会話の機会がない。独居高齢者男性の30%「日頃の困りごとを相談できない」という現実もその課題を解決するのは、課題意識を持った若者たち!その若者たちも、自分に対して自信がなかったり、未来に不安を抱く子たちも、少なくないそうです。それでも、地元のお兄さんお姉さん、そして おじいちゃんおばあちゃんとの繋がりから自信を取り戻してくれることも多いといいます。街の繋がりをより強くする【一般社団法人えんがお】。空き家を活かした未来の街づくりが、始まっています。

社会の今ある分断をなくすことが大事。4つ空き家活動をしているが、5つ目は障害者施設を、2年後を目標に子どもの施設も開設。徒歩30メートル以内に密集させる。ひとつの街として、誰もが日常の中で関わり合う地域づくりをすると社会問題を防げるのかなと。

社会の問題を各家庭、個人間としてではなく、社会で向き合いたい。そうすれば、年齢、性別、障害に関わらず、多くの人がつながる地域であれば壁を乗り越えられるはず!そんな熱い想いをお話いただきました。

未来の地域づくり。そのヒントが詰まった"えんがお"のアクション、ぜひチェックしてください。

【一般社団法人えんがお】