来年のちょうど今頃。
今年延期になった 東京2020パラリンピックが開催中です。

今ではメディアで目にする機会も増えたパラスポーツ。「体験したことありまーす!」 という方もいらっしゃいますよね?

そんな体験の提供や、アスリート紹介、競技の魅力を 2015年から発信し続けているのが、日本財団パラリンピックサポートセンター、通称 パラサポです。

まずは、あらためてパラスポーツについて、そして団体の活動に関して、金子知史さんにお話を伺いました。

パラスポーツはですね、もともと障がい者スポーツという言葉の方が主流であった言葉なんですが、何も障がいがある方のためだけのスポーツでないというそういった意識も広がっていると思います。健常者・障がい者問わず誰もが一緒に楽しめる、そのためにですね、用具やルールを工夫した、そういったスポーツがパラスポーツの魅力かなという風に思います。日本財団パラリンピックサポートセンターでも、パラスポーツの体験プログラム、いくつかやっておりますが、やはりいろいろな体験をですね、一般の方にお届けしたいということで、大きく分けて車椅子に乗って行う競技、それから、視覚障がいのブラインドの競技ですね。そういったところで分けて実施したりもします。健常者の方々にとってはもう純粋にスポーツとして楽しいなという風な思いを持っていただく方が非常に多いなと思います。そして、そこの場にも障がいがある方も来ていただいたりもしています。そこでスポーツに触れたことなかったという障がいがある方もですね、自分たちができないと思ったことをそこでできるようになってということで、一つの成功体験を実現していくことで、それがまた日常生活、自分たちの地域に帰って広がるような循環を作っていければ、大変我々も嬉しいなと思っています。

夏の競技だけでも20以上あるパラスポーツ。スポーツを楽しむなかで、日常生活では気づかない学びがたくさん生まれているそう。

いまはコロナ禍で体験会の実施が難しいですが、SNSやウェブで積極的な情報発信をされているパラサポ。こうした発信を、ぜひ子どもたちに受け取って欲しいといいます。

特にやっぱり子どもたちにお伝えしたいのは、大人になるにあたって、なかなか自分の可能性を制限してしまう場面って私も感じてきた部分もあるんですが、そういったときにこのパラスポーツで感じられる「できない」を「できる」にしていくという工夫ですね。そういった思いを一つどこかに持っていただければ、いろいろな挫折があったりとか壁にぶち当たった場面でも一つ乗り越えられるようになるのかなという、そういったことも思いますし、自分と他者との違いといったこともそういったところで悩んだりであるとか、社会が閉鎖的になってしまったりだとか、そういった場面どんどん起きしまいがちですけれども、その違いを乗り越えるのも、このパラスポーツで学べる魅力から打破できるようなヒントがあるんじゃないかなと常々思っていますので、そういった気付きをぜひ多くの方に感じていただきたいなという風に思ってます。

日本財団パラリンピックサポートセンター、金子知史さん。 お話ありがとうございました。

壁にぶつかったとき、乗り越える勇気を与えてくれる!
人との違いを、認められる自分になる!
認め合える社会のヒントが、パラスポーツにありそう!

パラサポのウェブサイトは、オリジナルの記事も読み応えがあります。

例えば、「外国人が驚いた! 日本の街中の至るところにある、あのサインは一体、ナンですか?」  

一体なに〜!?

ぜひチェック、お願いします!

日本財団パラリンピックサポートセンター