水族館の人気者!ジンベイザメ!大きい個体になると18メートル以上に成長する世界最大のお魚ですが、その詳しい生態は 未だ明らかになっていません。

実は今度の日曜日(30日)は、国際ジンベイザメの日。絶滅危惧種でもあるジンベイザメについて考える日、です。そこで、環境保全に取り組む一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパンはこの日に先んじて、ジンベイザメの生態を調査するためのクラウドファンディングをスタートさせました。代表の日比保史さんに お話を伺いました。

大きいということもあってフカヒレ目当ての捕獲対象になってしまっていると。これだと獲ってしまうとジンベイザメは死んでしまいますので、生かすことでエコツーリズムに繋げていくことができると。このクラウドファンディングではプロジェクトのなかでもタギングと呼ばれているヒレにGPSの発信機を付ける作業がありますが、これでジンベイザメがどこを移動している、どこを好んで生息しているかをわかるようになる。そのデータを集めると「どこを守ればジンベイザメの生育環境が向上するのか」そのデータ集めに必要なプロジェクトをご支援頂こうというのが、このプロジェクトになります。

ヒレに発信機をつけて動向を調査することで、ジンベイザメが快適に生活できる環境作りにつながる。なるほど!

タギングによるジンベイザメの生態調査。ジンベイザメを守るだけではなく、私たちの未来につながっていくそうです。

いまジンベイザメを中心にお話しましたが、結局ジンベイザメの生育環境を育てようと思ったらジンベイザメだけではダメなんですね。ジンベイザメの餌になるプランクトンが生育できる健全な生態系の環境ができないといけない。その環境が維持できると地元の漁業が発展する可能性も出てきます。タギングだけを見ると一部ですが、経済がよりよく持続的に、次の世代へその先にも向けてつながっていくような自然と人の関わり方を作っていける。そういうプロジェクトになればと思っています。

環境、そして人の営みを守るジンベイザメのタギング。クラウドファンディングサイト「SPIN」で活動資金を募っています。チェックしてください。

一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン

「SPIN」人と地球とのつながりを知る旅〜 海の守り神、ジンベイザメを追う 〜