明日、8月15日は 終戦の日。

そこで今朝 目を向けるのは、平和の未来について、です。第二次世界大戦後も世界各地で紛争・内戦は跡を絶たず現在、紛争下で生活する子どもたちの人数は およそ4億1500万人。世界の子どもの 6人に1人が、明日に不安を抱き 生活を送っていると言われています。

こうした紛争地域で起こっている現状を日本国内に伝え、その支援を呼びかけているのが、認定NPO法人テラ・ルネッサンスです。今回は、団体の栗田佳典さんにお話を伺うことができました。

まずは、団体が発信している想いについてお聞きしました。

よく学校で学ぶのは、過去の戦争のこと、そこから見える平和について考える機会は多いと思います。私たちが提供してるのは今、現在進行形で続いている世界のこと。現在進行形でしかも子供たちと同世代の人々が傷つけられ、あるいは傷つく側に立ちながらその中に立っている、そういうことをまず知っていただくのが大事だと思い、私たちは写真なども見せながらですね、世界の現実を伝えるようにしています。平和を考える機会は大事だと思っておりまして、毎日考えるのはできる方もいれば難しい方も居ると思います。実は私たちの団体名「テラ・ルネッサンス」ですけども、テラは地球という意味。ルネサンスは再生や復興もあるんですけど、「思い出す」という意味もあるんですね。 なので、私たちは地球に住んでいる私たちが平和についてテラ・ルネッサンスと出会うことで思い出してほしいなと、皆さんが普段持っているであろうと平和への願いを思い出す機会としてテラ・ルネッサンスを使って欲しいなと思っています。

こうした活動をおこなうなか、子どもたちからは、『そもそも「平和」って何?』 そんなギモンを投げかけるといいます。団体が伝えたい「平和」について、続けてお聞きしました。

学生たち子供たちにも投げかける一言なんですけど、平和とは、という言葉に対してもちろん辞書を引けばいろんな言葉が出るんですけれども、自分なりの解釈を作るのが大事だと思うんですね。みんな笑顔でいる社会も一つだと思いますし、私は対話ができる社会という風に言葉を変えることもあったりするんですが、それぞれの平和の定義というものをしっかりと持つこと。それが大事な、平和を考える第一歩だと私は思っています。

辞書に出てこない「平和」の意味、あなたは何を想い、何を未来に伝えていきますか?

テラ・ルネッサンスでは、平和教育の発信、紛争地域での支援活動をおこなうための寄附を受け付けています。古本、書き損じハガキ、ゲームなどでも支援ができます。ぜひチェックしてください。

https://www.terra-r.jp/index.html