あした、日本で初めて 手話をつかって接客をするスターバックスが国立市にオープンします。手話、と聞くと、あなたはどういったイメージをお持ちになりますか?

聴覚に課題がある人、そして、それをサポートする人の言葉、、、?そんな手話へのイメージを変えるために手話とエンターテイメントをかけ合わせたパフォーマンスをおこなう団体を、今朝はご紹介します。

団体の名前は、手話エンターテイメント発信団oioiその活動内容について、聴覚障がい者のメンバーとして舞台に立つ中川綾二さんにうかがいました。

僕たちは耳の聞こえる人と聞こえない人の間にある心のバリア。例えば、難しそう、聞こえない人っておとなしそう、そもそも興味がないという誤解や偏見、無関心から来るバリアをぶっ壊すために、手話を使ったアホなことばかりやっている団体です。手話って聞こえない人のためにあるイメージがあると思いますが、僕らは聞こえる人にもその良さを伝えたくて。顔を合わせてコミュニケーションを取る。心でつながる手話の魅力で、表情や目線も使うんです。手話を覚えると、自然とコミュニケーションのチカラがアップすると思っています。

足りないものを補うのではなく、伝えたいという想いを さらに発展させた伝達方法が、手話。聴覚障がいをコントや歌唱に織り交ぜながら、エンターテイメントに昇華することで、受け手に対する手話へのイメージを「ぶっ壊す!」。そのパフォーマンスを観覧した人からも「イメージが大きく変わった」とたくさんの反響が届くそう。

手話に対するイメージの変化。それは受けてだけではなく、届ける人、今回お話を伺った中川さんにとっても、その出会いは人生を変えるほどの大きなキッカケになったそうです。

僕は大学に入って手話を始めたんですが、その前まではおとなしくて暗くて、壁を作って生活していたんです。聴覚に障害があってコミュニケーションの壁を強く感じていて。でも手話と出会ってその価値観が変わって。そしてパフォーマンスを通してお客さんから「もう一回みたい」などの声をかけてもらったときに、自分が認められたようで自分に自信を持てるようになったんです。表情も明るくなって、コミュニケーションも取れるようになった。そういった変化を、手話を知らない人に広めていきたいという想いが、いまめちゃくちゃ強いです。

手話をつかったエンターテイメント。これからの活動としては、「吉本新喜劇」のように、より多くの人へ届くアクションを模索中。その一つとして、映像制作プロジェクトが始まっています。

クラウドファンディングサイト「READYFOR」でその支援金を募っています。関心をお持ちになった方、ぜひ支援をお願いします。

バリアを壊せ!「シュワ(手話)ちゃん」映像制作プロジェクト!

手話エンターテイメント発信団oioi