あした、5月9日は語呂合わせで「ゴクゴクの日」、、、水資源について考えてみよう!と提案されている日です。

ジャグチをひねれば きれいな水が出る...、

日本では当たり前の風景ですが、世界に目を向けると、およそ7億人が、キレイな水を利用することができない状況にあります。

世界およそ100カ国で子どもたちを対象に生活支援に取り組んでいる国際協力NGO ワールド・ビジョン・ジャパン、望月亮一郎さんにお話を聞きました。

具体的には、自宅に水道がない、長い距離歩いて水くみ、井戸や川からの水を飲んで下痢になってしまう。という問題がある。お水を煮沸すればと思うかもしれないが、薪を集めないといけない開発途上国では難しい。水と関連するのは、衛生。病気にならないように努めることだが、手洗いの重要性が叫ばれているが、キレイな水がない、石鹸がない状況では手洗いもできない。水、衛生問題の両方を改善することで途上国の生活をより良くしていくことが重要。

途上国の農村部では、毎日、公共施設にあるジャグチや井戸、または川、ため池からの水くみが必要な現状で、そのために 女性や子どもたちが仕事や勉強の時間をさいています。

そんな水資源に課題を抱えた街へ、清潔な水を届ける活動を続ける ワールド・ビジョン・ジャパン。水問題が解決された街では、どんな変化が生まれているのでしょう?

人々の生活の近くに安全な水がない場合、キレイな水がある場所から給水パイプを配置。コミュニティで使える蛇口を設置し自宅近くで水が使えるようにする。街の中で安全な水が飲めるのは生活の大きな変化。水汲みの時間を別のことに使えるし、水飲み場に人が集まり、憩いの場にもなる。水問題の解決は、人の生活を改善することにつながる。日本では途上国の水問題を想像することは難しいが、節水や環境を大切にする行動が大切で、自国でできることが当たり前ではないと気付いたとき、新しい行動に繋がっていくと考えている。

(水資源に課題がある国がある一方で、国連広報センターの発表によると、水の利用と管理において現在の傾向が続くと、水の入手可能性は2030年までに40%も不足する可能性があるそうです。日本も例外では無いかもしれません。)

途上国の水問題に関心を持つことで、自分の行動にも変化がおこる。その結果、自分、そして誰かの未来が変わるかもしれない。ワールド・ビジョン・ジャパンの活動についてぜひウェブサイトをご覧ください。

国際協力NGO ワールド・ビジョン・ジャパン