今朝は、男性の育休をよりよくするために発信されているプロジェクトをご紹介いただきます。
ママ向けQ&Aアプリ『ママリ』の編集長、湯浅大資さんをお迎えしました。
Q 『ママリ』では「変えよう、ママリと」と題して実施している社会発信活動の一環で、クラウドファンディングを立ち上げられました。
クラウドファンディング・サイト「Good Morning」で【パパ向け育休冊子を届けよう!】というプロジェクトを立ち上げた。
~どういったプロジェクトでしょうか?
『ママリ』では妊活・妊娠・出産・育児に日々向き合う女性に向けたコンテンツ企画と制作に取り組んでいる。このなかで、小さな命を、可能な限り大切に育てようとする産後直後のママたちの日常は、あまりにも孤独であると感じた。
育児やパートナーと向き合うことでパパも幸せになれるはず、そのひとつのきっかけがパパの育休であると信じています。
一方で、ママリに投稿されるママたちの声を拾ってみると、必ずしもパパの育休に対してポジティブな反応ばかりではないことや、アンケートを実施してみると育休中3人に1人のパパは家事・育児に費やす時間が1日あたり2時間以下。およそ半数が1日あたり3時間以下という現状が明らかに。
~育休取得がゴールになって、パパたちが活躍できていない?
パパ側の課題を知るために、私たちはプレパパたちを対象としたワークショップを実施。すると、産後のママや、生まれたばかりの赤ちゃんにパパとしてどう向き合うことがベストなのかわからないという現状がわかった。
Q だからこそ、パパたちに向けた育休冊子を作ろうと考えた?
制作する冊子の目的は、出産前の夫婦がワークシートを囲んで産後の育児について話し合うきっかけを作ること。話合うきっかえが少しでもあると、産後の生活満足度が上がることは、調査でわかっている。
ワークシートを埋めるために必要な育児情報は、ママリの先輩ママたちと一緒に作成。そして、妊婦さんからプレパパに冊子が届くよう、全国の自治体さんで約10万部の冊子を配布していただくことを目標としている。
~冊子の内容は?
冊子の内容は、ワークシートに加え、パパの育児参加を促すマンガ、パパの育休取得可能期間である産後1年間の育児タスクと赤ちゃん・ママの様子が俯瞰できる一覧図、月齢ごとに求められる家事・育児タスクと役割分担のチェックリスト、そして先輩ママたちがつづるパパたちへのメッセージです。
~プロジェクトは すでにスタートしています。2月8日いっぱいの受付ですが、多くの方に届けたいですね!
育休をとれないパパがまだまだ過半数であり、パパが育休をとることに前向きではないママもたくさんいます。でも、パパが育児に向き合うことにネガティブなママはいないと思います。この冊子は夫婦が2人で育児に向き合うきっかけを作れると思っています。
~『ママリ』の活動やクラウドファンディング【パパ向け育休冊子を届けよう!】についてはWEBサイトぜひチェックしてください。