今朝は、「野球で、人を救おう」をコンセプトに活動をしているNPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーションの代表で、スポーツライターの岡田真理さんをお迎えしました。

Q  まずは団体のお取り組みについて、教えてください。

ベースボール・レジェンド・ファウンデーションは、プロ野球選手や球団の慈善活動をサポートするほか、野球にまつわる社会貢献活動を展開するNPO法人です。

~これまでにどのようなアクションを?

▼ひとつは、選手や球団による慈善活動の企画や運営、情報発信などのサポート。

(2015年~)埼玉西武ライオンズ主催「ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会」⇒スタッフ派遣や協賛

(2019年~)千葉ロッテマリーンズ・角中勝也選手 障害者家族支援ヒット1本につき1万円を障害者の家族支援に使途指定した上で「石川県赤い羽根共同基金」に寄付。

▼独自プロジェクトとしては、「震災復興支援」「硬式野球ボール障害者就労支援」

「障害者スポーツ・アスリート支援」など、独自の支援プロジェクトを実施。

硬式野球ボール修繕による障害者就労支援

使えなくなった硬式野球ボールを全国の学校やチームから回収し、障害者の就労支援を行う企業にて修繕。BLFが買い取り、収益を工賃に。(ボールはプロ野球選手やOBのサイン入りでBLFの支援者にプレゼント。)

(2018~)BLFチャリティートーク

球団の垣根を越えて、チャリティーに関心のある選手が集結。トークショーやフォトセッションなどを行い、その場でファンドレイジングを行って選手が選んだ支援先に寄付。

Q  もともと岡田さんはスポーツライター。なぜ「野球を通じた社会貢献団体」を立ち上げようと?

2013年シーズンにニューヨークを拠点にアメリカで野球の取材を行った際に発生したボストンマラソンテロ事件がきっかけ。アメリカでは、不測の事態などにスポーツの価値を支援に変える仕組みがしっかりと作られており、取材の中で「スポーツと社会貢献の関係性」を強く感じた。

日本でも野球と社会のつながりがもっと深まれば、野球というスポーツの価値はさらに向上するのではないかと思い、帰国後の2014年にBLFを設立。

Q  その想いが記された著書が先月KADOKAWAから出版されました。タイトルは『野球で、人を救おう』どういった著書に?

BLF立ち上げの経緯から、活動に賛同くださっている千賀滉大 選手、吉田正尚 選手とのプロジェクト秘話、和田毅 選手とのエピソードなども書かせていただきました。また、スポーツスポンサーシップと社会貢献の融合など、ビジネス面のトピックについても成功事例などを紹介しております。

~『野球で、人を救おう』は全国書店、ネットショップで発売中です。ベースボール・レジェンド・ファウンデーションの活動と併せて、ぜひチェックしてください。

NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション

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